コラム

広告漫画を制作するとき注意すべき3つのポイント

広告マンガの知識

「マンガを使って面白く商品をPRしたいんです!」「マンガなら難しい内容でもわかりやすく読んでもらえると思って依頼しました」とご相談を頂くことが多いです。これらの目的は広告漫画のメリット・長所とマッチしており、まさに私たちが得意としている分野であることに間違いはありません。

ただし、”マンガだから何でも良い”というわけではありません。広告漫画はあくまでも広告なので、ポイントを抑えて制作しないと、ただのつまらない漫画になってしまいます。

本稿では、広告漫画を作るときに注意すべきポイントについてご紹介します。

マンガのタッチやテイストが、企画意図に即しているか

広告マンガはたとえ”漫画”といっても、いざ世の中に公開されたら他の広告と同様に企業のブランドイメージに関わるものになります。そのため、企業が目指すブランドイメージやとマッチしているかだったり、内容に間違いがないか、という点は非常に重要です。

(例)求人採用マンガの場合

求人採用マンガは最近非常にご依頼の増えているジャンルの一つです。
採用マンガの内容は、求職者にとっては会社のイメージを掴むためのツールであり、得られるイメージによって、応募の是非を判断する材料にもなります。

例えば、こちらのマンガは社史というかたちで、会社の成り立ちについて実際のエピソードをもとに描き紹介した、求人採用マンガになります。

会社の代表者のエピソードだけではなく
・いかに新たな事業が生まれたか
・優秀な社員が加わったことで、いかにいい方向に向かったか
などを躍動感のある描写で作成しています。
これによりベンチャー企業がもつ、ワクワク感や、生き生きとした職場を表現しています。

結果として「このワクワク感を自分も体験してみたい」「歯車の一つとして働くのではなく、自分が何か貢献できる、そんな職場に思える」といった好印象を与えることに成功しています。

情報をわかりやすく、もれなく伝達する

どんなに費用や時間をかけて制作しても、読み手に漫画の意図が伝わらないと、予想していた効果は見込めずに終わってしまいます。読まれない、伝わらない漫画は作るだけ費用と時間のムダと言っていいでしょう。

その為、いかに情報をわかりやすく、もれなく伝達するかが重要になってきます。

”1H5W”を使って情報を整理する

1H5Wとは、もとは新聞記事を書く際の原則として活用されていますが
マンガを制作する場合も、重要なポイントになってきます。

who(誰が)
what(何を)
when(いつ)
where(どこで)
why(どんな目的で)
how(どのように)

例として制作事例を一つ見てみます。

このマンガを見て1H5Wを当てはめてみると、
・who(誰が)→ ある母親が
・what(何を)→ 買い物を
・when(いつ) → 雨が降っている日中
・where(どこで)→ スーパーで
・why(どんな目的で)→ 家事のため 
・how(どのように) → 急いで
という風に整理することが可能です。

この中で、広告漫画において特に重要なのが「who(誰が)」になります。
基本的には広告マンガにおいて、”誰”とは、読者=主人公であり、読者は主人公の体験を漫画のストーリーをもとに追体験するかたちになります。
その為、”誰”が主人公で、”誰”の目線でマンガを読むのかを読者にしっかりと分かりやすく、提示しなければいけないと言えます。

上記の例では数ページあるうちの1枚を抜き取ったものですが、1H5Wを使って広告漫画自体のメッセージを整理することをオススメします。

情報の取捨選択

PRしたいことがたくさんあり、どうしても多くの情報を広告に載せたいということはよくあります。
しかし、マンガで提示できる情報量にも限界があります。

広告マンガの場合は
・1ページに4~9コマ
・登場人物も1~3名
・セリフも1ページに150文字まで
という基準があり、これを超えてしまうと、読み手は情報を認識しづらくなると言われています。
ときには情報に対して、優先順位をつけ、取捨選択しなければいけない場合があります。

同じ内容でも、コマ数やセリフ量の違いで、印象は変わります。
▼同じプロットで、コマ数やセリフ量が違う場合の例▼

例えば、1ページしか無いのに
・安い
・早い
・旨い
・どういう思いで作っているのか
・店舗はどこにあるのか
・メニューの特徴はどういうものか
というようなメッセージを伝えるのは不可能に近いです。たとえ実現したとしても、それは漫画の良さを殺した、押し売りのような漫画になってしまうでしょう。

最適な情報量を保つために、情報に優先順位をつけて取捨選択することは非常に重要です。

まとめ

広告マンガを制作する上で大事なことは

1:マンガのタッチやテイストが、企画意図に即しているか
2:ちゃんと伝えたいことが伝達できているか
3:情報過多になっていないか

にまとめることができます。

これらは制作フローにおける「企画」によって決定されるものです。そのため、まずは自分たちで考えるのではなく、「こういうことを漫画で実現したいのですが、可能でしょうか?」とお問い合わせ頂くことをおすすめします。広告漫画の専門家がお手伝いをさせていただきます。

ハチ

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