案件概要
美容オイル「ラノリーム」の販促用ダイレクトメールに同封する紹介マンガを作成しました。

ダイレクトメールに漫画を使う
今回のご依頼は、主に通販で商品を販売しているクライアント様から、DMの同封物に漫画を入れて、商品特性を分かりやすくしたいという内容でした。
掲載先のパンフレット自体が左綴じの製本だったため、漫画におけるセリフも横書きにしております。左綴じ製本の場合、漫画が縦書きになってしまうと、目の動きとコマの配置がずれてしまい、「どこから読めば良いのか分からない」と読み手に混乱を与えてしまうためです。
パンフレットやチラシなど、ダイレクトメールにマンガを使うというのは、よく取られる手法です。宅配物はちらっと見ただけで、中身までよく読まずに捨ててしまう、あるいは放置してしまう…というのは誰にでもある経験だと思います。マンガは「まず読ませる」という点において強みを発揮しますので、ダイレクトメールとの相性が良いといえます。
商品の説明は誰の役割?
今回のマンガにおいて、商品機能の説明役には「博士」を登場させています。これは、機能説明が押し売りに聞こえないようにするための配慮です。
商品を解説する際、例えば (1)知人から紹介を受ける (2)商品の開発者・販売者が直接説明する (3)自分が使用して感想を述べる・・・といった方法が挙げられます。
今回は、商品に含まれる専門的な知識の内容紹介ということなので(2)商品開発者が説明をするという体をとっていますが、漫画に限らず、自分のことを自分で凄いというのは滑稽に見えてしまうものです。そのため本作では、架空の第三者である「博士」というキャラクターを作成し、押し売り感をへらす工夫をしています。
逆に、開発者・販売者しか知り得ない内容(なぜ料金を安くできるのか?など)を紹介する場合は、第三者では説得力に欠ける…ということもあります。内容によって説明者の立ち位置は変わりますので、適切なキャラクターを配置できるように、シナリオ設計を行っています。
制作概要
クライアント
日本ホームヘルス株式会社
制作内容
カラーマンガ1ページ
制作目的
商品紹介・ダイレクトメール(DM)