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YOUTUBEマンガチャンネルってどうやって作るの!? ~チャンネル開設前に知っておきたいこと~

YOUTUBEマンガチャンネルってどうやって作るの!? ~チャンネル開設前に知っておきたいこと~

自分もあるいは弊社も、チャンネルを開設してYoutuberとして活動したい!

通常、youtubeチャンネルを開設・運営するためには、まずカメラを買って、編集ソフトを買ってなど、ある程度道具がそろえば、一人でも運営していくのは可能ですが。

ではマンガチャンネルはどうやって運営していくのか?を解説していきたいと思います。

マンガチャンネルってどうやって作ってるの?

基本的に週に何本も、配信することを想定しているマンガチャンネルの場合、一人で運営していくのは物理的に難しいと言えます。

その理由は当然、”絵を描く”という作業があるからだと言えますが、多くのチャンネルが、複数人のマンガ家あるいはイラストレーターを抱えて作画を行っています。

基本的なマンガ動画の制作の流れは
・プロット制作
・作画
・編集&NA制作

の三段階に分かれており、例えば、フェルミ研究所では運営者が一人でプロットを起こし、そのあとイラストレーターに作画を依頼。

公表されているイラストレーターの数は十数名で、ランダムかあるいは定期的に作画を担当し、配信が途切れないよう運営しているようです。

それと同時にナレーターにナレーション、セリフを依頼して制作、そののち、動画編集者に編集を依頼します。

今は映像の編集ソフト一つで、BGMやSE、NAなどほぼすべてできてしまいますので、何本もの動画を一人の編集者が編集していることも多いようです。

この工程をすべて一人で行うことは、できなくはないですが、週に何日も配信することを考えれば、物理的にはかなり厳しいと言えます。

マンガチャンネルを運営するための準備

1:企画

①キーワードは10分以内の1話完結動画

マンガチャンネルだからと言って、ジャンプやマガジンなどのマンガ好きがマンガチャンネルを観るかと言うと、そうとは言い切れないと言えます。

その理由が、例えば1~10話まであったとして、2話から観る人もいれば、8話から観る人もいたりするなど、マンガチャンネルの動画は、導線が人それぞれ違い、視聴者がチャンネルのどの動画から観るのか分からないため、1話完結のものが多く、チャンネルのどの動画から観てもいいように作ってあります。

何年もかけてストーリーが描かれていく、ストーリーマンガとは楽しみ方が違うと言えるのではないでしょうか。

またテレビなどと違い、1人の人間が1日にyoutubeに費やす時間は平均11分、1日に平均6.5本の動画を視聴するとのことなので、youtubeでは、10分を超えるような動画は、“長い”と感じられる傾向があるため、離脱される可能性は高くなります。

つまり1話完結で、数分の間で、分かりやすく理解できる題材がまず必要になります。

②まず1話完結、数分で表現でき、なおかつ”検索される”テーマは何か?

豆知識や雑学をマンガにするにしても、どの視聴者をターゲットにするかなどコンセプト作りが大変重要になると言えます。

例えば”猫”の動画が観たいと思ったら、youtubeで”猫”などと検索→動画の一覧の上から順にサムネイルを見る→いいと思ったらクリックして視聴→さらにいいと思ったら、チャンネル内の他の動画を視聴→さらにいいと思ったらチャンネル登録…という流れで多くの人が見ていると思います。

チャンネル登録をする動機は様々だと思いますが、“猫”の動画をたくさん観たいのに、チャンネルの中に、猫の動画が一つや二つしか配信していないチャンネルを登録してフォローするとは考えにくいと言えます。

チャンネルのフォロワーや出演者のファンを除いてマンガチャンネルの場合も多くが”検索”から入ってくるため、なにをテーマにしているマンガ動画か、分かりやすく提示できないと費用や時間をかけて作ったにも関わらず、検索にもかからず、そっぽ向かれるなんてことが起きてしまいます。

数十万人以上の登録者を抱えるyotubeチャンネルの多くが、”料理”や”釣り”、”キャンプ”や”ダイエット”など、あるジャンルに特化した動画チャンネルが多くを占めることを考えれば、マンガチャンネルであっても、その傾向がさらに顕著になっていくことが考えられます。

例えば
https://www.youtube.com/channel/UCGlnc1S7WkE_16umCydKGOg/featured

マンガチャンネル「きゃらめるこっぷぽーん」は芸能人やアーティストの知られざるヒストリーを紐解いてマンガ動画で紹介しています。

チャンネルのファンだけでなく、紹介した著名人のファン、ゴシップ好き、また人気の声優を起用することで、その声優のファンなど様々な角度から、視聴者を取り込んでいます。

③ポイントは”実写で表現しにくい”と”知りたい欲求”

①②のポイントは実写撮影のチャンネルでも、多くのチャンネルが実践していることですが、マンガチャンネルとして差別化を図るためには、実写では表現しづらいテーマや内容の動画を制作する必要があると言えます。

例えばチャンネル『ヒューマンバグ大学_闇の漫画』サブチャンネル【エモル図書館~時々、エビル~】の中の

【実話】仮想通貨でエセ大富豪。1000万円勝ちから…1年後に路上生活になる。
https://www.youtube.com/watch?v=adcmR2Zu5oA&feature=emb_title

では、実際に仮想通貨によって、壮絶な日々を送った男性が紹介されています。

これを実写でやろうと思うと、テレビ番組の再現VTRほどの費用、工数、人手が必要ですが、マンガ動画では、プロットと作画、編集ができれば、 二、三人で制作可能です。

そして視聴者は、分かりやすく仮想通貨でなぜ失敗したかの教養や知恵、雑学が数分の動画を観るだけで、身につくというわけです。

多くの視聴者は、仮想通貨でなぜ失敗したのかを知りたくて、この動画を視聴し、マンガ動画で分かりやすく表現することで、“その知りたい欲求”を満たす手助けをします。

マンガ動画で表現することで、”知りたい欲求”を満たすことができるテーマは何か、ここで外してしまうと、いくつ動画を作っても効果出ない、ということも起こり得ます。

2:プロット

プロットに関しては、チャンネルの運営者が直接考えることが多いようですが、継続的に配信していくために、テーマだけ考えてあとはライターなどに依頼するパターンも多いようです。

プロットの作り方は、大きく分けて二つあります。一つ目が

ジェルOfficial
https://www.youtube.com/channel/UCE0UZVTfvQ8jiNxdIlLeWeA

テイコウペンギン
https://www.youtube.com/channel/UCUTgXNqRBqR33D5q10DfQXw

のチャンネルのように、あるキャラクターを通して、あるいはあるキャラクターの周りで起こっている出来事を中心に描いていく方法。

二つ目が

フェルミ研究所
https://www.youtube.com/channel/UC3-1iYGHfR43q_b974vUNYg

ヒューマンバグ大学
https://www.youtube.com/channel/UC7umTzIrIJq8Xh428lj0M5A

マニマニピーポー
https://www.youtube.com/channel/UC7Shb03PAVEf-G1Ji8Xk-OA

のように、キャラクターは統一させずに、各話に別の主人公を立てたり、起こった事実をマンガ化していく方法があります。

どちらがやりやすいかは、企画によって違いますが、前者は他のSNSにも発展させたり、他のチャンネル等とのコラボ、メディアミックスなどがさせやすいというメリットがありますが、作画に対応できるイラストレーターが少ないことや、クオリティコントロールをしっかりやらないと、動画によってクオリティの差ができてしまうという点があります。

後者に関しては、テーマさえ決めてしまえば、プロットから作画まで、依頼することができ、動画を量産できるという利点がありますが、メディアミックスなどの展開は、前者よりも難しいと思われます。

フェルミ研究所などは、企業案件は引き受けない前提で制作しているとのことで、何かのサービスや商品のPRで動画を作ることはないようです。

3:作画

プロットができれば、作画に入ります。

イラストレーターやマンガ家を探す方法は、多くはココナラやクラウドワークスなどのクラウドソーシングから、その他にもSNSや、マンガ制作会社にまるまる依頼するなどの方法があります。

作画をマンガ家に依頼する場合は、予算がある程度必要になります。

マンガチャンネルを開設したい方には、非常に気になる点かと思いますが、まず、1動画に対してどのくらいの枚数を作画してもらう必要があるか、によって費用は変わってきます。

大体クラウドソーシングで依頼をかけている案件では、マンガ動画に特化して描いてもらう場合はマンガ特有の”コマ割り”が必要ありませんので、1動画あたり、25~35枚の作画を依頼してるケースが多く、

・枚数単価の場合は 1枚1000円~3000円
・動画単価の場合は 1動画 20000~50000円

あたりが相場になっているケースが多いようです。

youtubeチャンネルですので、初回は単価を低く設定して、運営がうまくいけば、その都度作家にも還元するシステムをとっているケースも多いようです。

ただあまり単価を安く設定しすぎたり、事例として扱えないような、内容が過激なものが多いと、引き受けてくれる作家が見つからない事態になってしまいますので、チャンネル開設当初、あまり予算がない場合は、新人作家や、社内で作家を抱えるなど、ある程度、制作体制を固める準備と工夫が必要になります。

4:NA依頼

Youtubeの場合、視聴者が離脱しようと思えばすぐにできますので、なるべく離脱しないように動画を観てもらう施策が必要です。

動画を観なくても、耳で情報が得られれば、視聴者にとっても負担が少なく、より没入でき、それによって離脱もある程度防げます。

現在ほとんどのマンガチャンネルの動画はNA(ナレーション)が入ってると言えるのではないでしょうか?

ではNAはどこに依頼すればいいのか?声優プロダクションでも、クラウドソーシングでも構いません。作風や技術がある方は、自分で声を録音して、編集する方もいます。

重要なのは、作画などと同じで、声優プロダクションであっても、個人の声優さんに依頼した場合でも、費用はそれぞれ違います。

すでに作画や編集に、費用を回してしまっている場合は、NAに費用をかけれない場合も多いです。

ただし有名な声優さんなどに依頼した場合は費用はかかりますが、情報の拡散力があることも多いため、動画が注目されることもあります。

5:編集

動画編集者を探す方法も、作画と同じく、クラウドソーシングや動画制作会社にまるまる依頼するなどの方法があります。

特に編集ソフトの進化などにより、以前よりも簡単に動画を編集することが可能になってきたため、そしてSNSに動画を投稿しやすくなったこともあり、動画編集ができるクリエイターが増えてきていると言えます。

マンガ動画の場合は、キャラをアニメのように動かす場合を除いて、特別な機能もあまりいりませんし、ある程度編集ソフトを操作できれば、編集は可能です。

編集を依頼する際の費用は、長さやクオリティによって大きく差がありますが、個人に依頼する場合は、簡単な編集の場合、大体1動画あたり2~10万円あたりで依頼し、こちらも運営がうまくいけば、クリエイターに還元することが多いようです。

マンガ動画の場合はいかに離脱されないように、分かりやすく、飽きさせないように展開していくかが編集のポイントになると言えます。

動画を量産する場合は、複数のエディターに依頼して同時進行してもらうのもいいでしょう。

6:配信

ここまでできれば、あとは配信するだけですが、配信にあたって、重要なことが2点あります。

①サムネイル

サムネイルとは、配信した動画を一覧表示した場合に、表示される画像になります。雑誌でいう表紙や、バナーなどもその一種と言えます。

例えば書店で雑誌が並んでいる場合、各雑誌の表紙には、どういった内容が載っているかの見出しが掲載されていると思います、多くの方が購入するかどうかを、見出しを読んで決める場合も多く。

Youtubeのサムネイルも似たような役割があり、動画の内容を一目で表示でき、視聴者の興味を引くサムネイルになっているかどうかは視聴回数に大きく関わると言われています。

またサムネイルは、このチャンネルがどういうお店かを、示すディスプレイと同じ役割となるものですので、テイストを揃えて、どのチャンネルの動画か、どんな内容が多いチャンネルかを、分かりやすく視聴者に提示することも大事だと言えます。

②配信頻度

YoutubeのみならずSNSなどでも、配信頻度が高いほど、登録者数や視聴回数が上がることは、以前から言われていますが、マンガチャンネルの場合、この配信頻度を上げることが、最も困難な作業だと言えます。

実写の場合、カメラで撮ったものを、編集して配信する作業は一日でできてしまう場合もありますが、マンガ動画の場合は、プロット作成から編集までを、一日でやるというのは至難の業と言っていいでしょう。

では一つのマンガ動画を制作するのにどのくらいの日数がかかるかですが、もちろんこれは、動画の長さ、各クリエイターの技術と経験による差、があるのを前提とした場合でも急いだとしても、プロット作成から編集まで1週間はかかるのではないでしょうか。

特に作画から、編集までをそれぞれ外注に依頼する場合は修正や、連絡のタイムラグがあるため、同時進行で制作したり、余裕をもってスケジュールを組むことをお勧めします。

法人での運営が加速

マンガチャンネルは、法人で運営していることが多く、その理由としては、実写の場合は、企画から編集まで一人で行うことも可能ですが、マンガの場合は作画など、特殊な技能が必要なため、各工程を分業で行うことが多いや、配信頻度を上げるためには、制作を同時進行で行う必要があったり、まだ効果が見込めない、チャンネル開設当初は制作にかかる外注費などの、制作費を負担するだけの体力が個人では難しいということが理由に挙げられます。

ただ法人が運営しているからといって、自社の商品を、全面的に宣伝するようなマンガチャンネルではなく、やはり観て楽しめる、マンガチャンネルがより視聴されているのが現状で、自社のプロモーションのためのチャンネルか、チャンネル自体を一つのコンテンツとするかは、よく考える必要がありそうです。

まとめ

今やyoutubeはテレビと同等、あるいはそれ以上のコンテンツとして成長しました。

チャンネル運営が成功すれば、大きな収益と効果が見込めることにもなり、個人から、法人まで誰でもYoutubeチャンネルを開設することが可能なことも相まって今後もコンテンツの可能性が広がっていくことが予想されます。

ただそれだけに競争率も上がり、動画のクオリティも求められ、運営を継続させていくことも大変になることが考えられます。

もし開設を考えられている方は、弊社が運営のお手伝いをさせていただきます!是非弊社マンガビズまで、ご連絡くださいませ。

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