ケース別・広告マンガの効果測定で見るべき指標まとめ
マンガの効果ってどうやって測れば良いのか?
広告マンガがどれほどの効果を発揮しているかは、どこから確認すればよいのでしょうか。
せっかく制作したマンガも、作ってただ終わりだと、費用対効果があったのかが正確に判断できないままになってしまいます。
マーケティング担当者としては、制作後の効果についても抑えておきたいですよね。
ただ、マンガはあくまでコンテンツの一つなので、効果測定が難しいことも事実です。
例えばマンガ動画であれば、Youtubeなどの投稿プラットフォームそのものに含まれているアナリティクス機能を利用することでデータが閲覧できます。
視聴回数や評価数、コメント数及びコメント内容などの各種指標は誰でも閲覧可能です。
投稿者はチャンネルの管理仮面から、平均再生時間や最後まで見てくれる完全視聴率、流入元など、より詳細なデータを確認することもできます。
しかし、静止画の広告マンガの場合は、少なくとも初めからそのような機能があるわけではありません。
バナー広告などであれば、広告プラットフォーム上からクリック率などを確認することは可能です。
しかし、広告主のアナリティクス情報が十分でないと考えられる場合には、重点的にチェックしたい項目などを詳しく設定する必要があるのが通例です。
設定内容は、マンガの掲載形式や目標とする指標がアクション率なのかなど、チェックしたいデータによって異なってくるため、具体的に考えていかなければいけません。
見るべき指標や設定は媒体によって異なる
チェックする指標や設定が変わる大きな要因の一つが、掲載媒体です。
それぞれのケースを見ていきましょう。
ウェブサイトに掲載するとき
ウェブサイトに漫画を掲載する場合は、マンガページにどれだけ人が来ているかを、ページの閲覧数から確認できます。
閲覧数の取得は、GoogleAnalyticsなどのアクセス解析ツールを導入してさえいれば、容易にできることが特徴です。
実際にページを見た人がどれだけその内容に関心を持っているかは、マンガの掲載の有無によって滞在時間やセッション時間がどれほど異なってくるかによって確認することができます。
これは、一般には興味のあるページであればあるほど、ユーザーは長くそのページに留まり、内容をじっくり読もうとすると考えられるからです。
マンガの効果が発揮されていれば、マンガ掲載ページの滞在時間は、ほかのページに比べて長くなることでしょう。
あるいは、ブックビューワーのようなツールを利用する場合は、GoogleAnalyticsとの連携を行うことで
・どのページまで読まれているのか
・漫画自体を読んでいる時間(滞在時間)
といったマンガにフォーカスしたデータを取得することも可能です。
これは利用するツールによりますので、利用したいビューワーが機能を備えているかを事前にチェックしましょう。
LPにマンガを掲載するとき
ランディングページにマンガを掲載するときの効果は、閲覧者のカーソルの位置や表示画面を追跡するヒートマップを取り込むことで調べることができます。
LPでは多くの内容が1ページに詰まっているため、重要なのはLPのなかのどの部分がよく見られているのかという点です。
ヒートマップを使えば、熟読されている部分やユーザーの離脱率の高い部分などを具体的に調べることが可能になります。
マンガを使ってLPを改善するのであればヒートマップはぜひ利用したいツールです。
例えばマンガを入れて全体のスクロール到達率が向上にしているのであれば、マンガの導入効果があったと言えますし、
マンガの下のコンテンツの熟読度合いが増えているのであれば、マンガによって内容の理解を促進できていると言えます。
無料で使えるヒートマップツールも多数公開されているので、LPを運用する場合はぜひ活用していきたいですね。
チラシや冊子としてマンガを活用するとき
紙媒体の場合は、オンラインコンテンツと異なり、マンガの活用効果を全面的に測定することは容易ではありません。多くはQRコードや指名検索の増加などで判断することになります。
マンガの終わりに検索窓を表示すれば、そのキーワードやブランドの検索数の増加が見られるかを確認することが可能になります。
パラメータを付与したQRコードを利用すれば、そのチラシから来たアクセスだということが明確になります。
O2O施策では「どの媒体で」「いつの施策」なのかを計測することが重要になります。チラシを配布するときなどでも、配布日程やチラシのデザインによってQRコードを細かく作り変えて、正確なデータが取得できるようにすることが重要です。
SNSは効果測定が可能なマンガ投稿の理想的ツール
こうして様々な媒体を見てみると、マンガの効果測定といっても、あくまでも「アクセス数」や「滞在時間」といった副次的なデータにとどまるということが分かると思います。そんななか、SNSはマンガ自体への評価を得ることができる媒体として有力です。
たとえば、Twitterにマンガ広告を投稿した場合、その効果は直接的にはリツイート数やいいね数としてチェックすることが可能です。
また、リーチ数を確認する機能もアナリティクスには含まれているため、ほかの媒体の広告掲載費などと比較して、広告費換算でどれほどの価値がある投稿だったのか、容易に検証することができるのも特徴です。
それぞれの掲載方法や利用可能なツールによって、チェックしやすい指標やチェックの方法にはさまざまな違いがありますが、うまく測定する効果を選んで、広告効果を最大化できるように掲載内容を工夫するとよいでしょう。
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