広告漫画の作り方 (1)目的を決める
漫画を広告に利用したいというお問い合わせが増えていくなかで、「なんとなく漫画を使ってみたいけど、どうやって使えばいいかはまだ決まっていない」という方も多くいらっしゃいます。
マンガビズではそうした方向けに企画から作成してご提案しているのですが、今回はその「企画」を作成する上で重要になるポイントをご紹介していきます。
1.何をプロモーションしたいか
まず第一に何をマンガでプロモーションするかによって、マンガの制作工程や内容、キャラクター・ジャンルも変わってきます。
主なプロモーションの種類は
1) 商品プロモーション
例:医療品や美容商品、ゲーム、家電、金融商品など
2) サービスプロモーション
例:飲食店、教養講座、宅配、コンサルティング、リラクゼーション など
3) 企業プロモーション
例:オウンドメディア、SNS、求人採用など
に分類できます。
それぞれにあった、マンガの制作を検討する必要があります。
商品プロモーションの場合
商品プロモーションで重要なことは、やはりその商品の良さをアピールすることだと言えますが
競合商品が多数ある場合、他の商品でも同じ良さをアピールしている場合があります。
その時、マンガによるプロモーションであればより違った印象・効果を与えることが可能です。
例えば、ある商品の効果をデータや図解などで説明することは一般的です。
マンガの場合は、データや図解はもちろんのこと、その商品を利用した方の感情など、なかなか文字化・数値化できない微妙なニュアンスまで表現することが可能です。
サービスプロモーションの場合
こちらも商品プロモーションと同様、サービスの良さを紹介する必要があります。
すぐ購入できて手元に届く形のある商品と比べて、サービスはその場所まで消費者が身を運び体験するという違いがあります。
特に遠方の場合は、時間と費用、労力をかけてそこまで出向く必要があり、消費者にとってはある意味リスクが伴うとも言えます。
そのため、「サービスを利用した際の体験談」や「利用後の効果の様子」がユーザーにとっての重要な情報になり得ます。
例えば、「あそこ行ってみてどうだった?」といった感じで友人に聞いたことがある方や、口コミサイトなどで実際に行った匿名の方の評価など見て、利用する際の参考にされる方も多いと言えます。
そういった体験エピソードを文字だけでなくマンガにすることによって、より分かりやすくかつ具体的に読者にイメージしてもらうことが可能です。
企業プロモーション
企業をプロモーションして、企業のブランドイメージの向上、人材発掘などを図る場合があります。
例えば、人材発掘について考えてみます。
創業時のエピソードや、事業開発の際のエピソード、社内風景など、社員の方でないと知りえない情報やエピソードを提供することで、社員として登用された場合のメリットなどを分かりやすく、かつ具体的に提供することができます。
さらに、それらをマンガプロモーションでは、より効果的に提供することが可能となります。
その他、オウンドメディア等では、マンガを活用することにより、閲覧数や滞在率の向上などSEO対策として活用でき、検索順位を上げるためにも役立ちます。
2.潜在顧客か、見込み顧客に向けてベネフィットを提示
“何”をプロモーションするかが決まったら、“誰”にプロモーションするかが重要になってきます。
※
潜在顧客=今はまだ自社の商品やサービスを知らない、あるいはまだ必要性(ニーズ)に気づいていないユーザー層
見込み顧客=商品やサービスに興味を持ち、購入や問い合わせをしてくれそうな、文字通り「見込みのある」顧客層を指す
潜在顧客に向けての場合
潜在顧客の場合は、まず商品やサービスを知ってもらい、興味を持ってもらわないと、購買や契約につながりにくいと言えます。
そのためには、今までになかった企画や、インパクトのある企画、すでに人気のあるIPなどを活用し、より話題性を含んだ内容にすることにより、興味をもってもらう必要があります。
見込み顧客に向けての場合
見込み顧客はいるけどなかなか購買などにつながらない理由は、まだ商品やサービスに対して不安要素がある可能性があります。
例えば、接客や対応はどうなのか、すぐに壊れるんじゃないのか、追加料金がかかるんじゃないかなど様々な理由が考えられます。
その不安要素を払拭するような、より具体的な情報を提示することで、そのあとの購買や契約につながることが可能といえます。
ベネフィットを提示
スマートフォンの販売を例にすると、多機能なのか、低価格なのか、耐久性なのか…
何が自社のスマーフォンの売りかを提示することがプロモーションの重要なポイントです。
仮に多機能をアピールする場合、利用する方にとって、多機能だとどういったベネフィット(利益)があるのかを提示し、購入を促す必要があると言えます。
まとめ
今やマンガだけではなく、広告自体、世の中にたくさんあふれています。
ネットやテレビ、街頭、乗り物の中など情報過多と言っていいほど、広告を目にしない日はないと言えます。
その中で自社の商品やサービスをプロモーションするためには、“何を”、”誰に”プロモーションするかということが明確に提示させることが必要となっています。
商品やサービスがもたらすベネフィットをプロモーションする場合、
ストーリー性をもって、具体的に提示できるマンガプロモーションは有効な手段です。
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