広告マンガの強みに迫る(6)日本人はマンガが好きである
日本人の3/4がマンガ好き
日本のマンガは世界でも「MANGA」として通じ、多くのタイトルが知られており、海外にも多くのファンに愛されています。
もはやマンガは国内だけにとどまらず日本が世界に誇ることができる、れっきとした文化であり、国内外問わず広く認知され、世界中の多くの人々に親しまれる存在になりました。
依然としてマンガは発展し、誌面だけではなくデジタルコンテンツとして、ウェブ上で見かける機会も多くなっています。
その背景には日本人の生活にマンガが深く根付いており、多くの人に広く親しまれているからなのです。
現在日本国内では、15~44歳の75%が「マンガ好き」であることがわかっており、若者から中高年を含んだ幅広い年齢層に受け入れられ、多くの人々に愛されていることがわかります。
マンガという文化は比較的新しく、子どもが読むものというイメージやアンダーグラウンドでマニア向けのものといった、一部の人が読むものだという印象を抱かれることも多く、現在でもそのようにイメージしている方もいるかもしれません。
しかしこの数字からは、幅広い世代の人々がマンガを読み、好意的に捉えていることがわかります。
マンガの強みは男女関係なく好まれている点もポイントとして挙げられます。
男女別に比べてみると、男性の場合20代後半を中心に39歳以下で80%以上、女性の場合20代前半を中心として29歳以下で80%以上が「マンガを読んでいる」と答えており、数字から見ても男女ともに80%を超えていることから、驚異的な影響力持つことが窺えます。
これはマンガが幅広いターゲットに受け入れられる多様なジャンルを揃えていることも理由の一つでしょう。
大まかに分類してみても、「少年マンガ」「青年コミック」「少女マンガ」「女性マンガ」、さらには「ティーンズラブマンガ」や「オトナマンガ」もあり年代と性別によって細かく分けられていることがわかります。
またジャンルも「恋愛」「ヒューマンドラマ」といったものから、手堅く人気のある「サスペンス」「ホラー」、「アクション」「アドベンチャー」などのメジャーで人気の高いもの、「グルメ」「医療」「歴史」のような専門的に攻めたもの、あるいは「ギャンブル」「任侠」「ヤンキー」のように興味を引きやすいものなど…マンガのジャンルは非常に豊富かつ多種多様となっています。
あらゆる好みにマッチできるよう、それぞれ特化したジャンルを取り揃えていることは、マンガの大きな特徴であり強みだといえます。
現在30~40代の読者はキャリアを積んで企業の管理職に就いている年代となります。
決裁権を持っている人にもマンガが親しまれているということは、大きな関心と理解を得られやすく、広告マンガに対して好意的に見てもらえる時代であるといえるでしょう。
以上の点から、広告マンガはユーザーに広く受け入れられやすく、企業にも導入されやすいものであることがわかります。
マンガを読むことでプラスの影響を受けている
ページを読み進めていくと、このキャラクターが好きだとか、こうなりたいとか、由来が気になることやこの場所へ行ってみたいと感じたことはありませんか。
私たちにあらゆる感動を与えてくれるマンガは、物語を通して私たちにさまざまなことを考えさせ、影響を及ぼしているのです。
驚くべきことにマンガを読んで人生にプラスの影響を受けた人は 81.7%にも上るというアンケート結果があります。
なんと読者のうち8割以上の人がマンガを読むことでプラスの影響を受けているのです。
そのうち「友達が出来た」が44.2%、「価値観が変わった」が14.2%、「知識が増えた」が10.9%となっています。
それぞれ具体的に見てみましょう。
・「友達が出来た」
好きなマンガがきっかけとなって新しい友達が増えることは、趣味も共通していて好きなことについて大いに語ることができ、人生においてかけがえのない財産となります。
・「価値観が変わった」
マンガからキャラクターの生き方を通して、「カッコイイ!こうなりたい」と影響を受けて憧れることは価値観に大きく影響を及ぼし、人生の大きな目標ができることは大きなプラス面でしょう。
・「知識が増えた」
好きなことを深く知りたいと研究し調べることで知識が増えたり、マンガに関連する場所を巡ってみたいと旅に出る、いわゆる「聖地巡礼」をしてみたりといった行動力にプラスの影響をもたらすこともあります。
これらを踏まえて見ても、マンガ持つ影響力は凄まじいものがあり、「マンガを読む」「関心を持つ」ということは私たちがアクションを起こす大きな原動力につながるのです。
マンガが与える影響は大きく、人々が物事に関心を持つきっかけとなり、何か新しいことを始めることやポジティブな行動へとつながるといえるでしょう。
マンガを使うことで「邪魔な広告」から「好きなコンテンツ」に
皆さんも、ネットでショッピングをしているときや動画を楽しんでいるときに、広告が邪魔だと感じて不快になった経験があるのではないでしょうか。
企業にとっては広告によって商品を知ってもらうことは重要ですが、ユーザーに「邪魔な広告」と思われ「必要のない情報」と認識されてしまうと、最悪のケースでは「この商品は買わない!」「サービスは利用しない!」となってしまう結果も考えられます。
こうなってしまっては商品や企業の大きなイメージダウンとなります。
その点マンガによる広告は目に留まりやすいうえに親しみや興味も持ってもらいやすく、「読んでみたい」「面白そう」といった好意的な反応を期待することができるためアピールに有利です。
マンガの中でストーリーに沿って商品の長所や使用方法を伝えれば、ユーザーに最後まで読んでもらいやすく、ポジティブな印象を残しやすくなります。
単純に商品説明を綴って読まれなくなってしまう広告よりも、マンガ広告を使うことで読んでもらえる広告にすることができれば、ビジネス色を和らげユーザーに最後まで広告を読んでもらえることとなり、商品購入やお問い合わせにつなげやすいというメリットを得られるのではないでしょうか。
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