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AI生成イラストをどう活用するべきか

AI生成イラストをどう活用するべきか

近年、急速に進化を遂げているAI

家電に、自動車、医療、様々な分野で導入されだしているAIですが

すでにその波は、映像、ゲーム、イラスト制作など、クリエイティブな分野にも訪れています。

AIで作成されたイラストが、企業のHPや広告などで使われだし

AI開発の最大手open AIは、テキストプロンプトから最長1分の動画生成を可能にするAIモデル「Sora」を発表しました。

では今後AIイラストをどのように活用するべきか解説していきたいと思います。

1:AIイラストの作り方

まずは、そもそもAIイラストとはどんなイラストか、どうやって作るのか。

AIイラストなんて見たことないという方でも

実は、AIイラストは簡単に作成することが可能です。

試しに無料でAI画像を生成できる

以下のサイトで、テキストを入力して試してみましょう

※いずれのツールもアカウント登録は必要となります。

https://www.fotor.com/images/create

https://picwish.com/jp/ai-art-generator

いかがでしたでしょうか?

それぞれのツールによって差はあるかと思いますが

人の手で作るには到底難しい生成スピードと

さらにはクオリティも兼ね備えているのではないでしょうか?

ではこれらのAIイラストを活用した場合

そもそも著作権は発生するのか

AIイラストを今後活用しようと思われてる方にとっては、気になるポイントです。

2:気になるAIイラストの著作権

まず現状では

基本的に生成したAIイラストに対しては著作権は発生しないとされています。

AIが自動的に生成したものであれば、その作品に対して思想などがないので、著作物として認められないとされているためです。

ただし例外としては、AIによる作成の生成のプロセスでしっかりと関与しており、その関与が認められ

た場合は、AIによる生成でも著作権が認められます。

その関与が認められた場合という点に関しては今後も議論呼ぶポイントとなる恐れがあります。

またAIで生成されたイラストや画像が、既存の著作物に類似している場合

著作権侵害とみなされることもありますので

商用利用を目的として利用される方は、注意しなければなりません。

AIイラストの著作権の点に関しては

今後もAIイラストが広く活用されるようになるたびに

流動的に変わってくる可能性もありますので、注意深く推移を見ていく必要があります。

3:AIイラストを活用するメリット

ではAIイラストを今後活用していくメリットあるのか

AIイラストを活用するメリットは以下の点が挙げられます。

①制作コストの削減

自分でイラスト制作ができない方にとっては

イラストを制作したい場合

多くはクラウドソーシングやSNS、HPから

プロのイラストレーターの方や制作会社に発注して

制作してもらう方法が一般的だと思いますが

その場合、制作費に加えて、場合によっては修正費や著作権買取費用などの諸々の費用

さらには消費税などの税負担もかかることがありますが

AIイラストの場合は

テキストを打ち込むだけで誰でも制作できますので

多くは無料またはAI生成ツールの月額使用料のみで、制作することが可能となり

大幅なコストカットが期待できます。

②制作期間の短縮

イラスト制作を外注する場合

イラストレーターや制作会社のスケジュールの状況によっては

ボリュームが少ないものでも、想定以上の制作期間がかかってしまうことがありますが

AIイラストの場合、テキストを打ち込んでAIが認識、生成する時間で制作することが可能ですので

もはや人間の手作業では、到底不可能と思われるスピードで制作することも可能となってきています。

欲しい時に、欲しいイラストが手にできるのが、AIイラストの強みと言えます。

③クオリティ・表現力の幅を広げる

イラストレーターに制作を依頼する場合

表現力やクオリティは、イラストレーターの経験や技量にゆだねられることが多いですが

AIイラストの場合

人間の手では、なかなか難しい緻密な表現や

思いつかないような、奇抜なアイディアをイラストとして提案

表現していくことが可能になっていきます。

④学習していくことで進化していく

AIの最大の強みと言っていい、学習能力は恐ろしいスピードで日々進化しており。

イラスト制作で言うと

ある既存のイラストの描き方や塗り方を読み込ませ、学習させることで

同じようなテイストでイラストを制作させることができるなど

できなかった表現・政策手段が、1年後には学習してできるようになっているなど

クリエイティブ業界でも、驚異の存在と言えるのではないでしょうか。

3:AIイラストを活用するデメリット

では一方でAIイラストを活用した場合のデメリットはあるのでしょうか?

以下の点が考えられます。

①クオリティコントロールの難しさ

AIイラストと言っても、現状では

必ず思いどおりのイラストが制作可能かと言うと、そうとは言い切れません。

例えば、繊細な表情の表現やポージング、微妙な画角や色の表現など

複雑な要求を、思い通りにコントロールして生成することは、まだ難しいと言えます。

またクオリティ精度に関しても

一部画像がエラーを起こし表現しきれていなかったり

まだまだどんな要求もクリアできるとは言いがたいです。

 AIはデータとアルゴリズムに基づいて学習するため、入力データの質や量、トレーニング方法によって

は誤認識が発生する可能性があります。

②オリジナリティの欠如

イラストレーターの方が自分の手で描けば

世界でたった一つだけのイラストを制作することが可能ですが

AIイラストの場合、同じテキストプロンプトを違う人が打ち込んでも

同じようなイラストが生成されてしまう為

細かい点は違っても、イラストが類似しやすいというデメリットがあります。

先述したように、AIイラストそのものには著作権は発生しないため

似たようなイラストが使用されていても侵害を訴えることはできません。

オリジナリティを追求したい方にとっては

まだ人間の手で作り上げていく方が、オリジナリティあふれる表現が可能と言えるかもしれません。

③イラストレーターの収入減と人口の減少

AIイラストが活用されていくということは

本来イラストレーターが請け負うはずの仕事が、減少していくことにもつながると言えます。

それによって、イラストレーターの収入が減少し

イラストレーターの志望者も減少することが懸念されており

クリエイティブな仕事をAIが担っていくことで

伝統的なデザインスキルの伝承が途絶え

どうようにAIイラストと共存していくのかが、イラストレーターの目下の課題とされています。

4:AIイラストとの共存

AIイラストが台頭することによって起こりえる影響としては

ゼロにはならないとしても

イラストレーターの方の仕事は確実に減ることになり

懸念しなければいけない事態であることは確かです。

例えば2022年、アメリカコロラド州のある絵画コンクールで

AIで生成された絵画が同コンクールで優勝しました。

そのことによって、様々な議論が巻き起こりましたが

AIで作られた絵が、人間の手によって制作された絵よりも

評価されたことを示す一つの出来事と言えます。

クリエイティブな仕事をAIが担っていくことで

イラストレーターの技術や経験を積む意欲を阻害しかねないことも考えられます。

その一方で、AIを活用してアート作品を生み出す

“AIアーティスト”と呼ばれる方々も登場してきています。

人気 AIアーティスト

https://www.instagram.com/liberxx0

https://www.instagram.com/ifonly.ai

このようにイラストーター自身も

AIを活用して作品を生み出す、一つのツールとしてAIを活用していく

そうして共存していくことが望ましいのかもしれません。

うまくAIとの共存を図っていくことは、様々な業界で課題となっています。

6:まとめ:現状どのように活用すべきか

では現状でどのようにAIイラストを活用すべきか

現在、AIで生成したイラストを載せているHPや広告が,実際に増えてきました。

クライアントサイドとしても

安価ですぐ手に入るAIイラストでデザインを構成することが可能であれば

素材イラストと同様に活用することは必然です。

ではAIイラストを使うべきか

それともイラストを制作を発注するべきか迷っている方に、お伝えしたいのが

重要な点はそのイラストやアートが

“ターゲットとする人々の心を動かす感動させるものなのなのか“という点です。

それは、HPや広告に載せるイラスト

映画やテレビ、ミュージックビデオであっても変わりません。

著作権やオリジナリティなど、細かい問題はあるにせよ

そのイラストが、人間の手によって生みだされたものなのか

AIによって自動生成されたものかより

そのイラストによって、観た人がどう思うか、どう感じるかで判断していく

そういった判断も含め、弊社では総合的にイラスト・マンガ活用を企画段階から、ご相談していただくことも可能です。

予算に応じたご提案や、著作権に関しての疑問なども含め、ご相談だけでもいかがでしょうか?

お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

<参考・引用元>

https://www.cnn.co.jp/tech/35192929.html

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