気になるマンガ家のお仕事内容を大公開!どんなマンガを描くか、マンガ家になる方法も解説
マンガビズ編集部です。今回は広告マンガのノウハウとは少し離れて、広告マンガを描いている人として、「社内マンガ家」にフォーカスを当ててご紹介したいと思います。
「マンガ家が社内にいるんですか?」と商談をする企業様からよく驚きの声をいただきます。
確かにマンガ家といえばフリーランスもしくは副業として自宅で作業をしているイメージが強いですよね。
しかし、マンガビズにおいて、この「社内マンガ家」という存在は絶対に欠かせません。
果たして社内マンガ家はどんな仕事をしているのか…?
言うより見るが早し、下記のマンガをご覧ください。
今回のマンガは、マンガビズの社内マンガ家であり、エースのTさんが描いてくれました。
(他にもマンガビズのメインビジュアルや、マンガでわかる「コンテンツSEO」シリーズの作画を担当しています。絵柄の幅が広いですよねー!)
通常はマンガ家とは別に、シナリオライターがマンガのストーリー企画を行うのですが、今回はシナリオの企画からTさんにお任せしました。
まさか今流行りのラグビーに重ねてくるとは…!ただ単にいつもの日常を描くより面白いですよね。マンガ家の実力、恐るべし、です。
マンガ家ってどんなお仕事?
マンガ家は、長編や4コマなどジャンルを問わず、マンガを描くことによって生計を立てている人物を指す言葉です。週刊誌や月刊誌に連載を持つマンガ家から、企業の資料や広告に使うマンガを作る人物まで、日本では多くのシーンでマンガ家が活躍しています。
マンガには、文字だけでは伝えにくい情報をわかりやすく説明できるというメリットが備わっています。笑いや感動といった娯楽を提供できるだけでなく、一種の翻訳手段として使われることもマンガの強みであり、ビジネスシーンで活躍するマンガ家も増えてきました。
マンガ家はどんなマンガを描くの?
具体的に、マンガ家がどんなマンガを描くことが多いのかを紹介します。一般的にイメージするマンガ家といえば「週刊誌で連載を持つ人」ですが、それ以外の場面で活動するマンガ家も紹介し、仕事のもらい方も解説します。
週刊誌・月刊誌などの連載マンガ
週刊誌や月刊誌に連載マンガを持つマンガ家は、世の中に多くいるマンガ家の中で、限られたほんの一握りの存在といえます。このタイプのマンガ家は、出版社が実施する新人賞などに作品を応募し、優秀と認められたうえでデビューすることが一般的です。
とくに週刊誌に連載を持つ場合、常に締め切りに追われた忙しい生活を送ることになりますが、人気が出ればアニメ化や映画化を目指すこともできます。世間の人々や子どもたちに、楽しみや夢を与えられる仕事ができるのが魅力です。
書籍に掲載するマンガ
マンガというジャンルではなく、一般の書籍にマンガや挿絵を掲載する人物もマンガ家として扱われます。ストーリーの作成能力は問われにくいため、出版社などへの売り込みで絵の技術を認められ、このジャンルのマンガ家として活動する人もいます。
このジャンルのマンガ家は、専門的な書籍に作品を寄稿することが多いため、その本の内容を深く理解することが求められます。小中学生が読む児童向けの書籍にマンガが掲載されることが多く、マンガの内容も歴史や化学といった分野となる場合が目立ちます。
企業の広報・広告・資料向けのマンガ
近年では企業の広報や広告、資料、採用といったシーンでもマンガが使われることが増えました。政府機関が発行する資料にマンガが使われることもあります。こういった作品を作る人物も紛れもなく「マンガ家」です。
企業に関連する情報は堅苦しくなる場合が多く、文字だけではわかりやすく読み手に伝えることが困難です。そこでマンガを活用することにより、内容を柔らかく翻訳できるようになります。このジャンルには、マンガを独学で学んだ後に活躍するマンガ家も存在します。
マンガ家の業務フロー
マンガ家の一般的な業務フローは以下のとおりです。
- プロット
- ネーム
- ペン入れ
- ベタ塗り・トーン貼り
- セリフ入れ
ストーリーの構成を決める作業が「プロット」、コマ割りをした後にキャラクターやセリフをラフに書き込む作業が「ネーム」と呼ばれます。マンガの面白さや内容の伝わりやすさは、この2つの作業でほぼ決まります。
「ペン入れ」は、ネームで作った原案をペンやインク、パソコンの編集ソフトを使って具現化させる作業です。これが完了すると、色付けや背景作りの「ベタ塗り・トーン貼り」を行い、「セリフ入れ」をして完成するという流れになります。
マンガ家の1日のスケジュールはフレキシブルです。基本的には納期に間に合えば良いため、ルーティンはマンガ家によってさまざまですが、フローとしては上記の順番を崩さないことが普通です。スケジュールの合間には、取材のために街中に出るマンガ家もいます。
マンガ家はどんな場所で仕事をしている?
マンガ家はどのような形態で働き、どんな場所で仕事をしているのでしょうか。マンガ家としての働き方の基本についても紹介します。
フリーランス
マンガ家の大半がフリーランスとして活動しています。週刊誌や月刊誌といったマンガ雑誌に連載を持つマンガ家の場合は、掲載のペースや原稿料を出版社との間で取り決めて、契約通りの納期で制作を進めます。
フリーランスのマンガ家の多くが自宅をオフィスとして活用しています。売れっ子になると、何人かのアシスタントを招くこともありますし、規模が大きくなれば会社を立ち上げ、より多くのスタッフと働ける環境を作るマンガ家もいます。
マンガ制作会社
企業向けのマンガを制作するマンガ家は、マンガ制作会社に籍を置いて活動することが一般的です。契約のタイプは会社やマンガ家によってさまざまですが、正社員のマンガ家として生計を立てている人物もいます。
制作会社の中で働く場合、安定した収入を得やすいことや、最新の機材を使って作業ができる場合があることがメリットです。個人では購入できないような設備を活用すれば、理想的な作品に仕上げやすくなります。
マンガ家という仕事のやりがい
マンガ家という仕事のやりがいは、何といっても自分が描いた作品が世に出て、人々に親しまれ、感動を呼び、共感してもらえることでしょう。マンガには反響も生まれやすく、SNSなどの反応を原動力とするマンガ家も少なくありません。
企業に関連するマンガの場合、会社と購買者・会社と求職者などとの間で架け橋になれることが魅力的です。制作したマンガを見た人が幸せになれるような作品を生み出せることから、強いやりがいを感じられるのではないでしょうか。
マンガ家になるためにはどうすれば良い?
マンガ家になるための方法としては、主に2つのパターンを紹介できます。学校で習うか、独学で習得するかという2点であり、正攻法となるのは前者ですが、独学でプロのマンガ家になっている人も多くいます。
専門学校に通う
マンガの基本を学ぶためには、専門学校に通うと効率的です。ストーリーの考え方、コマ割りの基本、キャラクターデザイン、個性の付け方など、さまざまな点を専門的に学べるため、短期間でもマンガ家としての基礎を固められます。
独学でマンガを練習する
マンガには基礎・基本が重要ですが、それ以上の個性が求められることもあります。そのため、独学でマンガの練習を重ね、立派にマンガ家として認められている人も多くいるのです。
当サイトでも、マンガ初心者の方に向けて、コマ割りやデザインなどの基本を解説した記事をご用意しています。こういった記事をマンガの練習に役立てれば、今からでもマンガ家を目指すことはできますよ。
広告マンガ制作会社の「社内マンガ家」は何をしている人?
マンガの中で触れられていますが、マンガ制作会社で働いているからといって、朝から晩までマンガだけを描いているわけではありません。(少なくともマンガビズでは)
具体的には下記のような付帯業務を行っています。
- 登録している委託マンガ家の管理業務
- マンガ家のスカウト
- 社内教育(ディレクター向け・マンガ家向け両方)
- 営業中案件のネーム制作
- 制作案件のシナリオ企画
- 社内資料作成
- 委託マンガ家が制作している案件の改善にむけたコミュニケーション
「マンガを描ける能力」があるからこそ、これらの業務の質も高く、他の人間には出来ない価値を生み出しています。
例えば社内教育。マンガ家としての知見を元にシナリオの構成について勉強会を開いたり、過去の案件を元に「もっとこうしたら良くなる」と議論をしたり、非常に勉強になります。
実際にはマンガ制作8割、付帯業務2割というボリューム感ではないでしょうか。
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広告マンガがはじめての方でも、お仕事の進め方の説明を必ず面談という形でさせていただいている他、実際の案件をもとにトライアルの体験が可能です。
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