マンガでわかる「コンテンツSEO」その2 SEO対策の戦略設計って何からはじめればいいの?
第1回では、コンテンツSEOについてざっくりとご紹介しました。ユーザーが求めるような「質の高いコンテンツ」を作ることが、結果的にSEO対策になるというものでしたね。
マンガではとある企業の上司と部下が「マンガを使ったらいいんじゃない?」という展開となり、早速作ったものの、自社のコンテンツと全く異なるマンガを作った…というオチでした。
今回は、部下と同じような失敗をしないように(そもそもマンガなんて作れないよ!って話ではなく)、コンテンツSEOを始めるときに何から考えればいいのか?というテーマを取り上げてみます。
コンテンツSEOって何から始めるべき?
部下「部長、またマンガ作ってみましたよ」
懲りずにマンガを作ってきた部下くん。
部下「力作ですよ!!」
(数十ページに及ぶマンガ原稿)
上司「長いよ!これじゃ読まれないよ!」
部下「えーっ!?せっかく作ったのに…」
いやー、心が痛いですね。。マンガではなくても、誰しもが部下くんと同じ経験があるのではないでしょうか?
部下「せっかく作ったのに…」
せっかく作ったコンテンツも、読まれなければ意味がありません。では、読んでもらうコンテンツを作るためにはどうすればいいのでしょうか?
何のためにSEO対策をするのか?
上司「そもそも、何のためにマンガ作ったんだ?」
「前回でお前がマンガ作れっていったからだろ!」と部下くんは思ってそうですね。実際、
部下「そのうち僕がマンガ家として有名になって印税生活をして…」
上司(呆れ)
と、完全に「お問い合わせが減っている」「SEO対策を見直そう」という主軸から離れてしまっています。
そう、コンテンツを作るのは自社サービスの理解を深めてもらったり、比較検討しやすくしたり、お悩みを解決するためであり、決してコンテンツを作ること自体が目的ではないのです。
Googleのウェブマスター向け公式ブログでは、2017年2月3日に投稿された「日本語検索の品質向上にむけて」という記事の中で下記のように言及しています。
Google は、世界中のユーザーにとって検索をより便利なものにするため、検索ランキングのアルゴリズムを日々改良しています。もちろん日本語検索もその例外ではありません。
その一環として、今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。Googleウェブマスター向け公式ブログ「日本語検索の品質向上に向けて」より https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/02/for-better-japanese-search-quality.html
その意味では、このマンガに登場する上司も部下くんも、「SEOのためにマンガを作る」という目的が強いので、ユーザーの意図から外れてしまっていますね。
「何のためにSEO対策をするのか」という質問に対する答えは、「良質なコンテンツをユーザーに届けるため」ということになると思います。
ターゲットは何を求めているのか?
部下「そもそもSEO対策用のマンガって何をかけばいいんですか?」
上司「もちろん、このコンテンツを読む人が知りたいと思っているような情報がわかるマンガだよ」
SEO対策を考える上で、多くの方は
・どういうキーワードで上位表示をしたいのか(対策キーワード)
・どういうユーザーにサイトに来てほしいのか(ターゲット)
という2点について考えると思います。
そこから一歩踏み込んで、「ターゲットが何を望んでいるのか」「ターゲットはどういう意図でサイトに訪れるのか」ということについて考えてみましょう。
例えばこのコラム記事であれば、ターゲットは「コンテンツSEOをこれから始める人」もしくは「コンテンツSEOについて悩んでいる人」になります。
そして、「コンテンツSEOという言葉は知っているけど、具体的な、あるいは効果的なやりかたを知りたい」という人が多いのではないかと仮定しています。
なので、「マンガでわかりやすくコンテンツSEOのやりかたについて説明する」コンテンツを作ろうと思い当たり、この記事を執筆しているという流れです。
更に、
・コンテンツSEOはすでに始めているけど、効果が出ていない⇒やりかたが間違っているのではないか?効果測定はどのようにすればいいの?という悩みを持っている
・コンテンツSEOをやろうと思っているけど、なかなか一歩目が踏み出せない⇒知識はあるけど、具体的なやりかたが分からない
といったように、ユーザーが求めている悩みは様々です。
こうしたユーザーの悩みや行動について視覚化してまとめる図のことを「カスタマージャーニーマップ」と言いますが、
そこまで行かないにしても「ターゲットが何を求めているのか」を想像することがコンテンツSEOの第一歩と言って良いのではないでしょうか。
部下「もう部長が描いてくれません?」
彼のように丸投げしてしまったら、ユーザーが求めていないコンテンツを作り続け、なかなか成果が出ない…と悩むことになりかねません。
繰り返しになりますが、まずは「ターゲットが何を求めているのか」から始めてみましょう。
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