採用マンガを分析!どういう内容のマンガを作ればいい?
企業の採用活動において、「会社のことを十分に知ってもらえていない」という悩みは多いのではないでしょうか?細分化すると、「認知されていない」「認知されているが具体的な職務イメージが湧いていない」という2軸に分類できるかと思います。これは、特に新卒の採用では深刻な問題です。会社名を知らなければ応募要項さえ見てもらえず、応募要項を見ても具体的な仕事のイメージがわからないと応募する気にならない…
こうした課題において有効なのが、「採用マンガ」です。この記事では、採用マンガのストーリーをジャンル分けし、どのような効果が見込めるかを解説していきます。
創業ストーリー型
こういう企業にオススメ:カルチャーマッチが優先視されるベンチャー、スタートアップ企業/サービス内容で他社と差別化を図ることが難しい企業/リブランディングを進めている企業 など
「創業の思い」をマンガにするストーリーです。会社設立前から創業までのストーリーをマンガにすることで、「この会社は、こういう目標や理念をもって設立したんだ」という会社の文化や目指すべき目標を分かりやすく読者に届けることが可能です。パワーのある社長がいる場合や、世の中に大きな変革を与えたいというビジョンを持っている場合などにおすすめです。
創業ストーリーをマンガにし、読んでもらうことで、ビジョン・カルチャーにマッチする人材の獲得が期待できます。採用面談のとき、「うちの会社はこういうことを実現したくて、あなたにはこういう仕事をしてもらいたいんだ」と話す方も多いかと思います。その役割をマンガが担ってくれます。
職種紹介型
こういう企業にオススメ:「総合職」や「企画提案職」など、具体的な仕事の内容をイメージしづらい職種の採用をしたい企業/業界自体や職種自体に対してポジティブなイメージを持ってもらいたいと思っている企業 など
職種紹介型マンガはその名の通り、採用したいと思っているポジションの職種の人が実際にどのような業務を行っているのかをマンガにするものです。具体的な仕事内容をイメージできない企業は、応募母数や面談数の確保に課題を感じていることが多いと言われます。決して卑下するわけではありませんが、例えば「不動産投資」という職種の場合、「自分で投資をするのかな?」だったり「営業ノルマがきつそう」だったりという、ネット上の情報をもとにネガティブな先入観を持たれることがあるといいます。
しかし、実際に働いてみると想像とは全然違っていた、ということは往々にしてあるものです。それを「働いてみないと楽しさはわからないから」と切り捨てるのではなく、実際に働いている社員の姿をマンガにして、「こういう仕事をして、何にやりがいを感じているのか」を訴求することで、イメージの転換が可能です。
社会に出る前の新卒の多くは、仕事内容に不安を持っているからこそ、多くの情報を求めています。他社が打ち出していない具体的な仕事内容をマンガにすることで、求職者の悩みを解消すると共に、「この会社でこの仕事をしてみたい」と思ってもらえるようなコンテンツとなり、応募の決め手を増やすことができます。
先輩社員のサクセスストーリー型
こういう企業にオススメ:成長できる社風であることをアピールしたい企業/新卒や未経験から活躍できることを訴求したい企業 など
先輩社員のサクセスストーリー型では、大きな流れとして 1.配属 2.期待 3.挫折 4.気づき 5.転換 6.活躍 というストーリー構成が王道パターンになっています。
例えば広告提案職のマンガとして、
1.配属 … 未経験で広告の企画提案職に就職した
2.期待 … 広告の営業という華々しい職種に対して、自分の輝かしい未来を期待する
3.挫折 … 思ったより企画は通らず、先輩にもダメ出しをされ、自分に自信がなくなる
4.気づき … 自分本位の企画を作っていて、クライアントが求めている企画を作れていなかったと気づく
5.転換 … 企画が通るようになり、仕事の楽しさに気づく
6.活躍 … 事業部のエースとなり、新しいステージの活躍を期待されるようになる
という内容です。
こうしたサクセスストーリーの特徴は、マンガならではでもありますが、「主人公に感情移入する」ことで、「あたかも自分が同じ体験をしたように感じる」という、疑似体験効果があることです。つまり、自分もこの企業に入れば、このマンガの主人公のようになれるかもしれないという期待を抱かせることが可能になります。
オリジナルコンテンツ型
こういう企業にオススメ:クリエイティブなイメージや、先進的なイメージを打ち出したい企業
少し特殊なパターンですが、オリジナルコンテンツ型は成功すれば非常に価値のあるマンガとなります。マンガビズの制作事例ではありませんが、下記マンガをご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか?
https://www.cc2.co.jp/cc2news/?p=15749
こうした独自の連載漫画とも言えるマンガを制作することができれば、「あのマンガの舞台となった企業で、自分も働きたい!」というブランディング効果が期待できます。さらにはマンガ自体のメディアミックスも可能性があるため、コンテンツ自体が独り歩きしていくことも考えられます。
制作には十分な時間と綿密な企画、クオリティ(もちろん予算も)が求められますが、他社との圧倒的な差別化をしたい企業はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
採用マンガは自社で長く使えるコンテンツになる
今回は採用マンガのストーリーのパターンを分類し、メリットをまとめてみました。いかがでしたでしょうか?
採用マンガの良いところは、「長く使えるコンテンツになる」ことです。採用サイトは毎年リニューアルをする必要がありますが、マンガはあくまでも架空のコンテンツ。紹介した社員が退職したり、年度が変わったからといって作り変える必要性は低いです。
更に、制作したマンガは採用サイトで公開するだけではなく、動画にして配信したり、社員のアイコンとして使ったり、会社紹介で取引先に配ったり、企業全体のプロモーションツールとしても活用が可能です。採用だけではなく、幅広い活用ができるというのもマンガならではの強みです。
採用マンガに興味を持たれている方は、ぜひご相談ください。御社にあった採用マンガのストーリーを提案させていただきます。
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