SNS広告はマンガを使って効果を上げよう!成功させる4つのポイント
SNSが生活の一部になっているという人も増えており、その存在感は増すばかり。企業もTwitterやFacebook、InstagramなどのSNSをプロモーションツールとして活用を進めています。
そんななか、投稿用のクリエイティブとして画像や動画ではなく、マンガを使うという企業も増えだしました。中にはSNSでフォロワーをかかえる「漫画家インフルエンサー」にPR投稿を依頼するということも出てきています。
こうしたSNS広告において、どのようにマンガを活用すると成功するのでしょうか。今回のコラムでは、SNSでマンガ広告を成功させる5つのポイントについて解説します。
SNS広告でマンガの活用が注目されている理由
広告では、的確かつスピーディーに商品やサービスを告知する必要がありますが、数ある広告媒体の中でも注目を浴びているのが、SNSに配信する広告です。
とくにSNS広告で年代性別を問わず、目に留まりやすいのが、マンガによる広告といわれています。では、SNS広告でマンガの活用が注目されている理由を考えてみましょう。
動画や複数の画像を投稿できる
電車内など限られたスペースにある紙媒体のマンガ広告は、1枚に伝えたい内容を入れこまなければなりません。
広告主が伝えたいストーリー性のあるマンガ広告は、1枚の画像で伝えきれないこともあります。しかし、ネットを使ったSNS上であれば、複数枚の画像や動画を投稿できます。
たとえば、Twitterでは、最大4枚の画像、Instagramであれば、最大10枚の画像を一度に投稿できるので、内容によっては、長編CMと同じくらいの情報量を入れることができます。
「営業色」を抑えられる
普段からネットをよく見ているユーザーには、画面に出てくる広告に煩わしさを人もいるのではないでしょうか。たしかに、動画を楽しんでいるところに広告が突然出てくるとスルーしてしまう方が多いかもしれませんが、マンガ広告の場合は、つい目を引いて読んでしまいます。
それは、マンガのもっているストーリー性が企業の営業色を抑え、ユーザーの広告に対するアレルギー反応を軽減させるからです。ユーザーが受け身であるテレビと違い、SNSは自分で情報を選ぶことができるため、広告感が強い情報は敬遠されがちです。
しかし、ストーリー性の強いマンガ広告であれば、多くのユーザーの目に留まり、読み進めてもらえる可能が高いでしょう。また、以前に読んだマンガ広告の続きや好きな作家、マンガ家のマンガだと、つい開いて読んでしまうこともあります。
拡散効果がある
SNSでしたら、広告であってもユーザーが気に入れば、リツイートやシェアなどで情報が拡散されます。たとえば、猫を主人公にしたマンガの場合は、猫好きのユーザーによって拡散される可能性が高くなります。
実際に、SNSでWebマンガを投稿していた人が、リツイートやシェアであっという間に知名度が上がり、出版社よりマンガ化や書籍化され、多くの発行部数を誇ることもあります。
このように、SNSを媒体にしたマンガ広告は、ほかの広告媒体よりも拡散効果が見込まれるでしょう。
内容を理解しやすく、記憶にも残りやすい
同じ内容を文章で読むよりも、マンガで読むと情報摂取量が多くなります。一般的な説明文章では理解しにくい内容でも、画像とテキストで説明することで、理解が容易になります。
また、マンガであれば、ユーザーがキャラクターと自分を重ね合わせやすく、共感を得られる可能性が高くなるでしょう。
マンガ広告が効果的なSNSサービス
では、マンガ広告と相性のいいSNSサービスには、どのようなものがあるのでしょうか。具体的にご紹介します。
Facebook(フェイスブック)
Facebookは、10代から60代以上と幅広い年齢層の男女がユーザーとして活用しているSNS です。具体的にターゲットを絞り込めば、確実性の高いアピールを行うことができます。
また、画像広告やコレクション広告、カルーセル広告など、マンガ広告に適したフォーマットを多数用意しており、出稿しやすいシステムになっていることも大きなメリットです。
Facebook広告の費用は、広告主がターゲティングの範囲や予算を組むシステムになっているので、予算の範囲内で行うことができます。広告が表示されるたびに費用が発生するインプレッション課金と、広告や動画が再生されるたびに課金されるクリック課金があります。
⇒コラム Facebook広告にマンガが活きる!成功に導く投稿方法を解説
Instagram(インスタグラム)
Instagramは、ほかのSNSと違い、画像に力を入れているSNSです。10代から30代の若年層や女性にユーザー層が多く、マンガ広告ともとても相性がいいといわれています。
女性ユーザーが多いInstagramでは、共感を得やすい題材でマンガ広告を作成すれば、スルーされることもなく、好意をもって閲覧される可能性が高くなります。
また、Instagramは、広告の出稿方法と費用がFacebookとほとんど同じであるため、わかりやすく広告を出しやすいというメリットもあります。
⇒コラム インスタグラム広告はマンガとの相性抜群!効果を上げる出稿方法を解説
Twitter(ツイッター)
日本でも、約4500万人が利用しているといわれているTwitterは、情報を瞬時に閲覧し共有ができ、世界中の人とつながることができます。そんなTwitterは、マンガ広告を広く告知するのに適しているといえるでしょう。
また、Twitterは、ユーザーの趣味嗜好が明確にわかるため、ピンポイントでターゲットにアピールができます。Twitterには、3種類の課金方法があり、広告主にとって適した方法を選ぶことができます。
⇒コラム Twitter広告にもマンガの活用を!制作方法、載せる際の注意点を解説
SNS×マンガ広告を成功させる5つのポイント
SNSに配信するマンガ広告は、書籍と同じような感覚で読み進めることができるため、ユーザーに広告主の告知したい商品やサービスを、比較的簡単に理解してもらえることができます。
しかし、なんでもマンガにすれば効果が現れるわけではありません。ここでは、SNS配信したマンガ広告が成功するためのポイントを5つご紹介します。
①マンガ制作前に徹底的なターゲティングを行う
マンガ広告だけではありませんが、どんな形式の広告でも出すときは、ターゲティングが非常に重要になります。
ここでしっかりターゲットを絞り込まなければ、ただ漠然とした広告を打つことになり、費用対効果で考えても大きなメリットを生み出すことはできません。
とくにSNSでは、ユーザーを細かく分類したターゲティングがあるので、これを最大限に活用することが、マンガ広告で大きな効果を上げるために必要なこととなります。では、SNSのターゲティングには、どのようなものがあるのでしょうか。
【コアオーディエンス】
「コアオーディエンス」とは、SNSに登録する際に明記するユーザーの基本情報です。ユーザーの居住地や年齢、性別、興味・関心のほかにも、既婚・子どもの有無、購買・閲覧履歴、スマホの利用状況など、500以上の項目があります。
これらのコアオーディエンスを、条件に複数入れたり除外したりすることで、希望のターゲットにマンガ広告が配信されるようになります。
たとえば、神奈川県で不動産物件の広告を出したい場合は、神奈川県、既婚者、子持ち、25歳~35歳などに設定ができます。
【カスタムオーディエンス】
「カスタムオーディエンス」とは、SNS以外でもっている顧客データや接触のあるユーザーに対してターゲティングしていくことです。
具体的には、広告主がもっている顧客やユーザーのメールアドレスやFacebookID、InstagramIDなど、SNS側が所持している顧客情報を照らし合わせて配信していきます。
これは、すでに顧客になっている人や関心がある人に対して訴求できるため、費用対効果も高いと考えられます。
【類似オーディエンス】
FacebookやInstagram広告で、もっとも大きい特徴といえるのが、「類似オーディエンス」です。
類似オーディエンスとは、顧客や過去に広告主に問い合わせたユーザーを元に作成したソースオーディエンスをベースにすることで、潜在的な顧客に対して、効果的にマンガ広告を配信できます。
このように、SNSでは、細分化されたターゲティングを行うことが可能なので、ピンポイントで効果的な広告を打つことができます。
しかし、ターゲティング以外に、大切なことは、広告主が「こんなマンガ広告を作りたい」と考えるのではなく、「どんなマンガ広告を作れば、ターゲットに訴求できるか」を考えることです。
あくまでも、ユーザーの心に響くようなマンガ広告作成を一番に考えるようにすれば、費用対効果でも、大きな成果を上げることができるでしょう。
②マンガ広告に適したフォーマットを選ぶ
SNSには、いくつかの広告フォーマットがあります。
一般的に使用されている画像を使った「画像広告」や、決められた秒数の動画を配信できる「動画・スライドショー広告」、左にスワイプしていくことでスライドショーのように画像が変わっていく「カルーセル広告」、日々の出来事やイベントをストーリーのように告知する「ストーリー広告」などです。
これらの広告には、それぞれのメリットがあるので、ターゲットとするユーザーにもっとも適した広告フォーマットを選ぶようにしましょう。
フォーマットを選んだら、その形式に合うようにマンガを作成することが大切です。フォーマットは、マンガのイメージも大きく左右するものなので、どれを選んだらよいのかわからない場合は、マンガ広告制作会社に相談することをオススメします。
③自社の方向性をマンガ作者に忠実に伝える
SNSでマンガ広告を発信するときは、商品とマンガがマッチしているかということも成功の秘訣になります。そのため、マンガ広告の作成を依頼するときは、自社の方向性を、マンガ作者や担当者に忠実に伝えることが大切です。
この場合は、マンガの作風やイラストではなく、その作家をフォローしているユーザーの属性が大切になることを忘れてはなりません。
そのため、マンガ作者をフォローしているユーザーの属性の年齢層や性別、嗜好などが自社のアピールしたい商品やサービスとマッチしているかを確認しましょう。
また、マンガ作者に、自社商品やサービスを理解してもらい、認識の乖離をなくすことも大事ですが、内容の縛りすぎ、盛り込みすぎもリツイートは伸びません。
広告主の要望とマンガ作者の作品傾向、世界観、描きたいことのバランスとることが、マンガ広告でリツイートや拡散を増やすことにつながります。
④ランディングページ(LP)もしっかりと作りこむ
「ランディングページ」とは、広告やリンクから飛ぶページのことをいいます。ランディングページをしっかりと作りこむことで、特定のユーザーにアピールしやすくなります。
また、ユーザーが求めている情報を1ページに集約しているので、離脱することが少ないなどのメリットもあるでしょう。
マンガ広告のランディングページは、同様のマンガを入れる、マンガの続きを掲載するなどの工夫をすることで、ユーザーが離れていくことを防げます。
これは、ほかの広告に比べ、「続きが気になる」「オチはどうなっているの」など、ユーザーの興味をかき立てることができる、マンガ広告ならではのメリットといえます。
マンガ広告は制作会社に依頼するのがスムーズ
マンガ広告は、リツイート・シェアされることによって、絞り込んだターゲット以上のユーザーが自社商品、サービスを知ることができます。
SNSでは、わかりやすく親しみをもたれるようなマンガ広告を作成することによって、漫然と広告を見るのではなく、興味をもってみてくれるのがメリットです。
しかし、ユーザーの興味をかき立てるようなマンガ広告は、専門の制作会社に依頼する方がスムーズ、かつ的確な内容を作り上げられるでしょう。
また、制作会社に依頼したマンガ広告は、静止画や動画などによって費用が異なりますが、予算内で最大限効果を上げられるようなアプローチ方法を考えてもらえるメリットもあります。外部に依頼すると費用はもちろんかかりますが、結果的に、それがコスト削減につながることもあるでしょう。
まとめ
SNSマンガは、1コママンガや長編、アクション、恋愛、エッセイなど多岐にわたり、内容によっては、中毒性をもって、多くのフォロワーを抱えているものもあります。
それらの無料マンガは、出版社から書籍化されるほどの人気を誇るものもあるほどです。日本のSNSにとって、マンガは多くの可能性を秘めていることがわかります。
SNSで配信するマンガ広告は、ターゲットが絞りやすく、伝える情報量も多いため、広告主にとっては、自社製品やサービスをアピールしやすいメリットが多いといえるでしょう。
読んでもらうハードルの低さと、読みはじめたら最後まで離脱することが少ないマンガを、広告として最大限に活用してみてはいかがでしょうか。
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