TOP マンガ制作コラム マンガの作り方 初めてでもわかる、WEBTOON(ウェブトゥーン)の作り方解説その2~ネーム制作編~

初めてでもわかる、WEBTOON(ウェブトゥーン)の作り方解説その2~ネーム制作編~

初めてでもわかる、WEBTOON(ウェブトゥーン)の作り方解説その2~ネーム制作編~

では実際にウェブトゥーンを作ってみましょう

ウェブトゥーンに関する情報や必要なツールに関しては

こちらのコラムをご覧ください。

まずはお試しなので

ご興味がある方、ある程度のツールがそろっている方は

是非、一緒に制作してみましょう。

1:まずはプロットを作成

マンガであれウェブトゥーンであれ

まずはストーリー、そしてセリフやナレーションを含めたプロットを作らないと始まりません。

今回はあくまで試しにウェブトゥーンを制作してみるということなので、簡単なもので大丈夫です。

プロットを書くときは、ウェブトゥーンは主にデジタルで描きますので

すぐにコピペできるように、PCのメモ帳やワードを使って書くことをお勧めします。

例として以下のようなプロットを書いてみました

まずは横読みマンガだと1ページにギリギリ収まる程度の分量で

キャラクターも2,3人で展開できるものを書いてみましょう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

居酒屋で久しぶりに食事をする主人公と友人

友人 「久しぶりだな、仕事はどう?」

主人公 「楽しいよ、大手だけあって、スケールの大きい仕事が出来るし」

主人公 「ただ・・・会社のブランドに守られてるというか、もっと自分の実力を

試したい気持ちはあるかな」

友人 「たしかにお前昔から、何でも自分で切り拓いていくところがあったもんな

それなら・・・うちの会社で転職エージェントに相談してみないか?

会社の中にいるだけだと、自分の市場価値ってわからないだろ?

俺も相談してみたんだけど、改めて今の会社が

合ってるって分かって、よかったよ」

主人公 「そうか・・・なら

話だけしてみようかな」

友人に紹介された会社を訪問する主人公

佐藤 「はじめまして、スカウトエージェントをしております、佐藤と申します」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

次はこちらのプロットをもとに、ネーム(ラフ)を作ってみましょう。

2:サイズを決める

ではプロットが完成しましたので

ここからネームというラフの制作に入ります。

今回はクリップスタジオというソフトを使って制作してみます。

https://www.clipstudio.net/ja

使用したことがない方でも無料版もありますので、試しに是非ダウンロードしてみてください。

クリップスタジオを起動して、新規ファイル作成を選択すると、以下のタブが立ち上がります。

作品の用途の欄で、左から2番目にWebtoonのボタンがありますので

こちらを選択

その下のキャンパスの欄では、用紙サイズとカラー、ページ数を選択できます。

こちらは後からでも変更できますので、初期設定でOKを押していただいても大丈夫です。

大体ですが縦15000~20000pxで、横読みマンガ1ページ分程度の分量になります。

ウェブトゥーンは主にカラーとなりますので、解像度も350dpiで設定するのがおすすめです。

またページ数ですが、1ページと設定しますと、全部の絵を縦に並べて描くことができますが

長いものだとデータ容量が膨大になり、PCに負荷がかかりますので

プロットが長い場合は、念のため数ページに分けて描くのもいいでしょう。

3:ネーム制作、まずはフキダシを配置

それでは用紙サイズが決まったらネームを描いていきましょう。

まずいきなり絵を描かずに、先に決めたプロットから

フキダシを並べる作業から始めましょう。

こういう絵を入れようとある程度イメージしながら、フキダシを並べるといいと思います。

全体のボリュームとレイアウトを考えながら、完成図をイメージするために行うもので

あとから変更できますので、あまり考えすぎずに配置していきましょう。

フキダシを並べる時の注意点は

折角ウェブトゥーンで制作しますので、文字サイズも大きく

またフキダシに対して文字数が多すぎると、読むのが疲れてしまいますので

多くて4列程度に並べて、なるべくフキダシの形が縦長ではなく

丸に近づくことを意識してテキストを並べていきましょう。

また印象的にしたい、重要な決め台詞は

前後のフキダシより余白を取って、間を作ることによって

印象的なセリフとして読んでもらうことが可能性です。

ウェブトゥーンの場合は横読みマンガより

しっかりと間を取ることができるので、より印象的なシーンに演出することができます。

後から全然変更できますので、まずは一通り並べてみましょう。

4:ネーム制作、ラフを描く

フキダシを一通り並べ終えたら

ラフ絵を描いていきます。

ラフ絵を入れる時に注意する点は

まず冒頭と場所や時間が変わったりした場合は、必ず背景の絵を描くようにしましょう

背景の絵をかないと、キャラクターがどの場所にいるかが分からなくなってしまいますので

特別な理由がない限りは、背景を描くようにするといいと思います。

また基本的には主人公の目線で、物語が進んでいくことを意識して

今誰がどういう表情で話しているのかを、しっかり見せると読みやすくなります。

4:どこを一番読んでほしいのかを明確に設定

そしてネームを作るうえで一番大事なのが

例え短いマンガであっても、どこを一番読んでほしいのか

このキャラのこのセリフ、この場面が一番伝えたいことだと

強調して演出することによって、より作者の意図が、読者に伝わります。

そしてウェブトゥーンではよりそうした強調が際立つ演出が可能になります。

具体的には

読んでほしい部分の、前後の間をあけて

大きくキャラクターとセリフを画面いっぱいに見せることができるのがウェブトゥーンです。

5:まとめ

いかがでしたでしょうか?

ここで制作したネームはこちらに載せておきますので、是非参考にしてみてください。

https://share.clip-studio.com/ja-jp/contents/view?code=16d622d8-b6c7-48dd-9abe-c9e7748e8a68&at=1718243433

まずは肩の力を抜いて

ウェブトゥーン独特の、演出を色々試して楽しんでみてください。

次回は、ネームが完成した後の清書・着彩と、完成後の書き出しや公開方法を解説いたします。

また弊社では、ウェブトゥーンを一緒に制作できる作家様を随時募集しております。

こちらから是非ご応募ください。

またウェブトゥーンを使ったPRをお考えの企業様も

是非お問い合わせください、資料請求だけでも承っております

心よりお待ちしております。

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