TOP マンガ制作コラム 広告マンガの知識 YOUTUBEマンガチャンネル怒涛の快進撃~登録者数100万人超えチャンネル登場のカラクリとは!?~

YOUTUBEマンガチャンネル怒涛の快進撃~登録者数100万人超えチャンネル登場のカラクリとは!?~

YOUTUBEマンガチャンネル怒涛の快進撃~登録者数100万人超えチャンネル登場のカラクリとは!?~

昨今youtubeでチャンネルを作るのは当たり前、問題はどういうコンテンツをどう配信するか、なんてことがビジネスの場のみならず、日本中のあらゆるところで話題になっています。

大物芸能人がyoutube参入、youtuberが週刊誌の見出しを飾ることも当たり前になってきました、そんな話題にことを欠かないyoutubeチャンネルですが、数年前から、急増しているのが【マンガチャンネル】、あるいはマンガアニメチャンネルと呼ばれているものです。

マンガ家、イラストレーターを生業にしている方、あるいはそれを目指されている方でも、ひっきりなしにマンガチャンネルの仕事の依頼が来た、あるいは今でも来るなんてことがあるのではないでしょうか。

それはそれだけ需要がある、それだけやりたいクライアントが多いと言ってもいいかもしれません。

そもそもマンガチャンネルとは?マンガチャンネルの定義は特になく、単純にマンガを使った動画と言えるのですが、それはアニメではなく、あくまで”マンガ動画”。

マンガの絵を一コマずつ流していき、聞くだけでも情報が伝わるように声優さんが声を当てて、効果音、BGMをつける形式が多く見られます。

内容も、商業マンガのようにストーリーを追うのではなく、雑学やヒストリーを追うものが多く見られ、ジャンプやマガジンのようなマンガが好きな人が、そのままマンガチャンネルを観ているのとはちょっと様子が違うようです。

人気のマンガチャンネル

ではマンガチャンネルってほんとに人気があるのか、現状人気があるマンガチャンネルを例に見ていきましょう。

弊社でもマンガチャンネルの依頼は何度かいただいたことがありますが、そのたびに話題が上がるのが

1:フェルミ研究所

https://www.youtube.com/channel/UC3-1iYGHfR43q_b974vUNYg

2020年10月時点でのチャンネル登録者数は220万人以上。マンガチャンネルのトッピオブザトップ!まさにマンガチャンネルの先駆者と言っていいチャンネルかと思います。

【漫画】ブスにしかわからない感情5選【マンガ動画】
https://www.youtube.com/watch?v=x8SaK4LGjhM

この動画は再生回数900万以上と驚異的な再生回数です。

フェルミ研究所は2017年9月19日から活動を開始し、当初は静止画にテキスト、ナレーションをつけるような動画を流していましたが

【衝撃】もし海水が真水だったらどうなるのか?
https://www.youtube.com/watch?v=eQZ83PC0ZNY

その時点での登録者数は、40万人に満たないほどだったのが、2018年9月あたりから徐々にマンガ動画に移行。半年ほど経った2019年4月に登録者数100万人を突破。

マンガ動画に完全移行した、2018年11月から2019年5月まで驚異的に登録者数が増えた模様です。

その影響で、2019年代後半にかけて、マンガチャンネルを開設する企業などが急増しました。

内容も、豆知識や雑学、日常の疑問、時事ネタなど、ジャンルも、恋愛からビジネス、医学など様々で、あらゆる年齢層の視聴者を刺激する内容になっていると言えます。

のちに開設される多くのマンガチャンネルも、同じような形式のものが多く、まさにマンガチャンネルの教科書的なチャンネルと言えるのではないでしょうか。

フェルミ研究所のポイントの一つが、企業発ではなく個人発であるというところ、また企業案件などを配信しないなども、革新的であったと言えます。

2:ジェルOfficial

https://www.youtube.com/channel/UCE0UZVTfvQ8jiNxdIlLeWeA

チャンネル登録者数127万人(2020年10月時点)

このチャンネルは『すとぷり』というアイドルグループのメンバー”ジェル”が運営しているyoutubeチャンネルで、ジェル以外の5人のメンバーもそれぞれyoutubeチャンネルを運営しており、6人合わせた登録者数は、約500万人(2020年10月時点)と驚異的な人気を誇っています。
https://strawberryprince.com/index.html

内容は”ジェル”の学園生活を、面白おかしくつづった内容や、学園生活のあるあるネタ、歌など、マンガチャンネルとは言ってもフェルミ研究所とは作り方も、視聴者のターゲットも違うという印象です。

『すとぷり』のメンバーはyoutube以外のSNSもフルに活用しながらまさに二次元アイドルとしての人気と地位を確立しています。

3:ヒューマンバグ大学_闇の漫画

https://www.youtube.com/channel/UC7umTzIrIJq8Xh428lj0M5A

チャンネル登録者数91万人(2020年10月時点)

2019年3月25日に開設されたチャンネルで、コンセプトは”人がバグる瞬間を切り取って人間の闇を映し出す”。

基本的にはフェルミ研究所のように、雑学や実話などを紹介するチャンネルですが、その内容が、死や事故、事件、病気など、デリケートなカテゴリに偏っており、他のチャンネルとはしっかり差別化されています。

他にもサブチャンネルとして

エモル図書館 ~時々、エビル~
チャンネル登録者数48万人(2020年10月時点)
https://www.youtube.com/channel/UCDPjpWErZOYsoqfeCxYTd_Q

バベル裁判所 ~闇の法律知識~
チャンネル登録者数16万人(2020年10月時点)
https://www.youtube.com/channel/UCyRBmlc6j7vZVVMr-dSDMDw

と運営しており、計150万人以上の登録者数を誇る人気チャンネルになっています。
運営には専門家が携わっているという噂です。

4:テイコウペンギン

https://www.youtube.com/channel/UCUTgXNqRBqR33D5q10DfQXw

チャンネル登録者数74万人(2020年10月時点)

2019年1月に開設されたチャンネルで、このチャンネルの特長は、もともとマンガ家 とりのささみ。氏による短編マンガがもとになっており、“なぜか人間社会で社畜となりブラック企業に勤務する事となったペンギンの生き様と、現代社会の理不尽へのちょっとした抵抗”を描いています。

基本的には、こちらも豆知識や雑学系のマンガチャンネルですが
~すればどうなるか?
といった仮説を立てて見せていく内容が多く、マンガ動画ではありますが、口パクや、目の瞬きなどアニメーションに近い動きをしています。

フェルミ研究所とは違い、基本的にペンギンやパンダなど統一したキャラクターが出てきて進められていく動画で、サムネイルを見ても、統一感があるチャンネルになっています。

5:マニマニピーポー

https://www.youtube.com/channel/UC7Shb03PAVEf-G1Ji8Xk-OA

チャンネル登録者数54万人(2020年10月時点)

2019年3月に開設されたチャンネルで、コンセプトは”空想世界、奇妙なストーリー、ファンタジー、実話、知ってるようで知らない事をテーマに漫画を配信するチャンネル”。

~すればどうなるか?など、他のチャンネルと、動画のストーリーラインは類似するものが多いですが、基本的には”性”“恋愛”に関わる内容がベースになっています。

ただこのチャンネルの特長としては、過激な表現はチャンネルが閉鎖される可能性があるためか、ギリギリのラインで、表現されているのが視聴者の興味をそそり、人気を得ているのかもしれません。

このように登録者数が100万人を超えるマンガチャンネルも登場し、マンガチャンネルというジャンルが確立したと、言っていいかもしれません。

2019年がマンガチャンネル元年

人気のマンガチャンネルを観てみるとほとんどのチャンネルが2019年に始まっているのが分かります。

つまりまだ2年経っていないチャンネルが多く、その短い期間でこれだけの登録者数を誇っていることを考えれば、マンガチャンネルの開設が急増するのも納得です。

そしてマンガチャンネルが急増し始めたと同時にマンガ動画を使った、youtubeの動画が始まる前に流れる広告、youtube広告も急増します。

youtubeをよく視聴する方には、最近よくマンガ動画の広告を見る印象を持つ方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか?Youtubeのマンガ広告に関しては、また別のコラムでご紹介したいと思います。

マンガチャンネルの勝ち筋と可能性

マンガチャンネルの勝ち筋①―マンガが持つコンテンツ力の高さ―

マンガチャンネルが成功する大きな理由の一つが、やはり”マンガ”であることと言えます。

例えば、実話エピソードを配信しているマンガチャンネルが多くありますが、これを実写でやろうと思うと、多くの工数と費用がかかりますが、マンガ動画で制作した場合、一人でもやろうと思えばできてしまいます。

さらにマンガで表現することによって、バイオレンス的な”生々しい表現”が必要な場合も、ある程度、緩和されて表現することが可能です。

さらに”マンガ”には賞味期限があまりなく、昔作った動画でも観る人にとっては、あまり時代を感じないという利点もあります。

日本において”マンガ”がもつコンテンツ力は、どのプラットフォームでも絶大だということが、登録者数が100万人を超えるようなマンガチャンネルが、登場してきたことで証明されたと言えるのではないでしょうか。

マンガチャンネルの勝ち筋②―ストックされていく動画とトラフィック―

Youtubeチャンネルの特長として、“コンテンツがストックされる” のもマンガチャンネルでは利点になります。

というのも人気のマンガチャンネルはほぼ【1動画完結】で制作されています。

つまりチャンネルの動画を一つ見たら、続きを観なくてもいい、裏を返せば、どの動画から観てもいいということになります。

例えば、youtubeで「韓国 マンガ」と検索すると、マンガ動画がずらっと検索結果で表示されます。

つまりそのチャンネルを観たくて流入してくる人だけでなく、内容に興味があり検索して流入してくる人も多く、一つの検索ワードから流入が起きるのではなく、様々な検索から流入が見込めたり、一つ動画を観たら、動画一覧から、それに関連する動画を観られたり、あるいは他のSNSと連携することで流入したり。

いつなんどき”バズる”かが分からないため、コンテンツをストックしておき、分かりやすく一覧として表示され、どの時期に上げた動画でも観ることができるのは、マンガチャンネルにとって利点に働きます。

好きなyoutuberがいるという方でも、そのyoutuberのチャンネルで配信されている、すべての動画を観ている人はよっぽどのファンでない限り、少ないのではないでしょうか?

例え好きなyoutuberであっても、その”内容”に惹かれないと、毎日多くの動画配信されているyoutubeの中で観られるということは難しく、そういった点でも、”内容”を豊富に展開できるマンガチャンネルは、多くの人の興味を引きつける魅力があるのかもしれません。

マンガチャンネルの勝ち筋③―継続配信を支える、クリエイターの豊富さ―

マンガチャンネルは、実は海外ではあまり展開されていません。あったとしても、日本のチャンネルのようなビックコンテンツまでには至っていないのが現状です。

その理由として、もちろん日本では”マンガ”が国民的コンテンツである、というのもありますが、それ以上に、日本は、マンガ動画を制作できるクリエイターが豊富にいるというのが、大きな理由としてあります。

YoutubeチャンネルやSNSでフォロワーを増やす方策として、配信頻度の高さは大きな効果を生むことは、もはや周知の事実ですが、その高い配信頻度を支えているのは、多くのクリエイターがいるからにほかなりません。

その逆に、クリエイターが不足するような事態になった場合は、マンガチャンネルを成り立たせることが難しくなるということであり、チャンネルを継続させるためにはクリエイターへの還元も、しっかりと運営側は考えないといけないと言えるかもしれません。

まとめ

youtubeチャンネルでの多くの成功モデルが出てきたことによりチャンネルを開設する、個人や法人が増加してきていることは、必然かもしれません。

今後は開設したチャンネルをどのように運営し継続させていくかのノウハウがより必要になってきています。

「マンガチャンネルに興味がある」あるいは「マンガ動画を作って、自社のチャンネルで配信してみたい」もうすでにチャンネルはあるけど、クリエイターが足りなくて、制作が大変など是非弊社マンガビズに、お気軽にご相談くださいませ。

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