インフルエンサー漫画家インタビューVOL.2/【ぶちねこなみ】さん編-後編-
インフルエンサー漫画家 インタビュー第二弾!
SNSで活躍されている漫画家さんに焦点を当て
マンガを描き始めたきっかけや、ノウハウをお伺いする企画
前編に引き続き、主婦であり、イラストレーター・漫画家の【ぶちねこなみ】さんにインタビューさせていただきました!
後編はSNSでマンガを描くうえでのノウハウや、裏話をお伺いしました!!
SNSでマンガを描こうと思われてる方、既に描いてる方も、是非ご覧ください!
「次の投稿までに頂いたコメントにはすべて返信する」というマイルールを作っています
――使用している、ペイントツールは?またそのペイントツールのおススメポイントはありますか?
ぶちねこなみさん:線画までアナログで描き、パソコンに取り込んで色付けしています。
使用ソフトはAdobe Photoshopです。WEBデザイナー時代から使い続けていますが、高いんですよね…。
漫画を描きたいかたにお勧めするかは微妙です(苦笑)
ペンタブはintuos3という、12年前に購入したものを使い続けています。
もうOSと互換性が無く挙動が怪しいので、逆におすすめを教えて欲しいです(笑)
――SNSに投稿する際に、心がけていることは?
ぶちねこなみさん:コメントはできるだけ返したいと思っています。
自分だったら、作者さんから反応をもらえたらとても嬉しいので!
でもありがたいことにすべては返しきれないことがあるので
「次の投稿までに頂いたコメントにはすべて返信する」というマイルールを作っています。
過去の投稿にコメントを頂いた場合は、読んだら「いいね」をつけています。
DMは、企業アカウントや攻撃的なもの以外はすべて返信しています。
投稿頻度は、フォロワーさんを増やす上で重要だと思っています。そのため、2~3日に1回の投稿を1年間続けました。
最近、体調不良とお仕事が重なって連続更新記録が途絶えてしまい、マイペースになってしまっています…。
週2程度の更新ペースには戻したいです。
――読者が急増したなど、一番反響があった投稿は?
ぶちねこなみさん:読者が急増したのは、以前、カフェで店長として働いた話を投稿していた時です。
600人くらいだったフォロワーさんが、2万人に増えました。
その中でも転機になったのが、カフェで見たマルチ商法のグループについて描いた漫画です。
「マルチ商法」系のハッシュタグをつけたところ検索する人が多かったのか、普段より多くの人の目に触れることができました。
そこから「おすすめ」などに出るようになり…
どんどんフォロワーさんが増えてびっくりしました!
その投稿がコチラ↓
https://www.instagram.com/p/B3y-pzbFvMD/?utmsource=igwebcopylink
――読者が増えたことによって、良かったこと、悪かったことは?
ぶちねこなみさん:良かったことは、やはりたくさん反応を頂けるようになったことです。
そこからメディアで取り上げてもらえたり、お仕事のご相談を頂けたりということにも繋がりました。
悪かったことは特に思いつきません。
最初から、広く発信したいと思って作品作りをしていたので…。
――読者が増えると、読者からコメントも増えたと思うのですが
その中で一番うれしかったコメントはありますか?
ぶちねこなみさん:不妊治療の体験を漫画にした時、治療中のかたから
「夫と一緒に読んで、体外受精することを決めました」というDMを頂きました。
その後、「妊娠しました」と連絡をくださった時はとても嬉しかったです!
――では、ズバリ!マンガの投稿を続けてこれた、秘訣は?
ぶちねこなみさん:やはり読者さんに反応を頂けたのは大きいです。
いいねやコメント、励みになっています!
読者から反応が増えると、やる気も増す、SNSを続ける上でこの好循環は大事ですね
ただそういったいい反応ばかりではないのも、SNSの特徴ですが
続いてはSNSをやるうえでの、心構えや気をつけていることをお伺いしました
編集部おススメ投稿③
https://www.instagram.com/p/B6IWH77lUsr/
読者のコメント欄を、読むのも楽しいです
批判されるのが怖いというかたは,インスタから始めると良いのかもしれません
――今、SNSでの誹謗中傷などが社会問題になってますが
否定的な反応があった場合、対処法など考えていたりするんですか?
ぶちねこなみさん:どんな人か考えてから対処法を決めるようにしています。
「私の他の投稿も読み、ある程度私のことを理解してくださったかたが、ある投稿に対して否定的な意見を伝えてきた」
という場合は、丁寧に返信し今後の制作に活かします。
「たまたま目に入った投稿が気に入らなかったので、否定的な意見をぶつけてきた」という場合は、反応せずブロックします。
こういう人は、そもそも攻撃することが目的なので…
こちらが何を言っても、結局は謝罪して投稿を消すまで気が済みません。
たとえば道を歩いていて、見ず知らずの人がすれ違いざまに文句を言ってきたら危ない人ですよね(笑)それと同じだと思っています。
例外として、自覚なく人を傷つける投稿をしてたくさん批判を頂くということはあると思います。
そのようなことが無いよう気を付けています。
――読者の反応が良くなかった時期はありますか?
あった場合それでも投稿を続けられた理由はありますか?
ぶちねこなみさん:カフェで店長として働いた話がすごく反響があったので
そのシリーズが終わってからはフォロワーさんの増加数も反応も一気に減りました。
でもゼロになったわけではないので、投稿を続けられています。ありがとうございます!
――マンガをインスタグラムやtwitterどれに投稿するか迷った場合、SNSを選ぶポイントは?それぞれの利点などがあったら、お教えください。
ぶちねこなみさん:Twitterは全然活用できていないので、偉そうなことは言えないのですが…(汗)
機能が違うので、どちらが良いのかはわかりません。Twitterは発信にリアルタイム感があります。
インスタは過去の作品が見やすいです。インスタはそのままポートフォリオにもなるので
初めましての人に自分を早く知ってもらえるのはインスタかなと思います。
でもTwitterにはインスタには無い拡散力があります。
流行りのタグに乗っかったり、バズっている投稿にコメントしたりして、無名アカウントでも不特定多数にリーチすることができます。
「Twitterだけ、またはインスタだけでしか漫画を読んでいない」というユーザーはたくさんいるので
漫画家として読者を増やしたいなら
きっとどちらも投稿した方がいいですよね…。
確実に言えるのは、インスタの方がTwitterより治安が良いということ(笑)
「批判目的で投稿が拡散される」ということがないので、炎上もほぼありません。
そのため、批判されるのが怖いというかたは,インスタから始めると良いのかもしれません。
――なるほど、インスタの方が治安がいい、、参考になりますね。。
では、マンガ家に向いている人ってどういう方だと思います?
ぶちねこなみさん:1人で黙々と作業し続けても孤独を感じない人…でしょうか。
読者が増えることで、何かしらリスクが伴うことは必然ですが
どうリスクヘッジしていくかが、SNSを続ける上で今後は重要かもしれませんね。。
最後に、他のクリエイターさんに関してや、今後の活動についてお伺いしました!
編集部おススメ投稿④
https://www.instagram.com/p/CCS8iNYFmK3/
最後のコマの絵が大好きです
読者に面白いと感じてもらうにはオリジナルな工夫が必要です
ぶちねこなみさん:インスタでフォローしている漫画家さんには、少なからず影響を受けていると思います。
ネタの切り口、絵柄、セリフ回しなど、参考にさせて頂いています。
――他の作家様との差別化は意識していますか? している場合、どういったところを差別化していますか?
ぶちねこなみさん:自分が面白いと思った出来事を、どう見せたら他の人も面白いと感じてくれるか…ということを考えて描いています。
たとえば娘の面白い言い間違いをそのまま描いても、おそらく面白いと思うのは私と親戚だけ。
読者に面白いと感じてもらうにはオリジナルな工夫が必要です。
言い間違いに対して入れたいツッコミとか、言い間違いのせいで大変なことが起こったとか、思わず共感してしまう上手い例えとかを一緒に描かないと…。
まだまだ差別化できていないので、がんばります!
――そんな中、目標としている作家さん、インフルエンサーさんはいますか?
ぶちねこなみさん:好きな作家さんはたくさんいますが…エッセイ漫画で何人か挙げるとしたら、「ブフさん(インスタID@booboo.piyo)」「倉田けいさん(インスタID@kurata_kei)」そしてライブドアトップブロガーの「まめきちまめこさん(ブログ:http://mamekichimameko.blog.jp/)」でしょうか。
「誰にでも起こる些細なこと」を面白く描くのが抜群に上手い作家さんたちです。
面白いエッセイ漫画には、他の人に無い体験を描いたものと、他の人ができない描き方でありふれたことを描いたものがあります。
私のアカウントは後者を目指しています。
最近読んで「すごい~!」と思ったのが、倉田けいさんのこちらの4コマです。
https://www.instagram.com/p/CFheWrzF1GK/?utmsource=igwebcopylink
すれ違った赤ちゃんがムチムチで可愛かったという、ごくありふれた内容なのに
激しく共感していいねを押してしまう漫画になっています。
――企業案件は担当したことがありますか?その際大変だったことや、今後やってみたい企業案件は?
ぶちねこなみさん:インスタ内外で、広告漫画を描かせて頂いたことがあります。
修正対応は前職で慣れていますし、幸い丁寧に指示をくださる担当さんばかりで、それほど大変だったことはありません。
今後やってみたい案件はインスタ外で広告漫画を描きたいです。
未経験の分野では、求人系に興味があります!採用活動は、企業のありたい姿が全面に出ますよね。
企業の想いを求職者に届けるお手伝いをしたいです。
ぶちねこなみさんが担当された案件がコチラ↓
https://www.instagram.com/p/CFWrakljat/?utmsource=igwebcopy_link
――同じように子育てをしながらマンガを描いている主婦の方に向けて、メッセージはございますか?
ぶちねこなみさん:育児漫画を描くのは、読み返して当時の思い出に浸れるのでおすすめです!
――SNSの読者の方に向けてメッセージはございますか?
ぶちねこなみさん:いつも読んでくださりありがとうございます!
ぶちねこなみさんありがとうございました!
お忙しい中、沢山の質問に答えていただきました!
お子さんの成長に伴い、ぶちねこなみさんのマンガが
どう変わっていくのか楽しみです!
ぶちねこなみさんに依頼したいという方は是非マンガビズまでお問い合わせください!
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